英語に敬語はあるの?相手を不快にさせない丁寧な話し方

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英語で丁寧な表現で話す

英語には敬語がないと考える人もいます
日本語と違い、英語は言うべき事をきちんと言うため誤解したものと思われます
実際には多くの丁寧な表現があり、状況に合わせて使い分けています

英語も相手とコミュニケーションをする言葉です
相手と状況に合わせて丁寧に話すのは普通の事です
会話のマナーを守って自然な会話を心がけましょう

では、どうすれば丁寧な話し方になるでしょうか?
多くの例文があるので、比較して丁寧な表現をイメージしてください


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目次

丁寧な英語の概要

英語での丁寧な話し方はいろいろあります
主なものは次のものです

  • 言葉を選ぶ
  • 表現を長くする
  • 助動詞を使い分ける
  • 断る余地を残す
  • 間接的な表現にする
  • 主語を you にしない

この後の例文を見ると一目瞭然なのですが、簡単に解説しておきます

使う単語によって丁寧さが変わります

② 言葉を付け加えて表現を長くすることで丁寧になります

③ could や would の助動詞を使って丁寧な依頼ができます

④ 欧米人は個人の意志を大切にするため、断る余地を残すのが丁寧です

⑤ 英語では言うべき事は言います
でも、直接的でなく間接的な表現で丁寧に話します

⑥ 最後に、直接的な相手への指摘は不快感を与えます
日本人の感覚とは違うので気を付けましょう

英語で丁寧な表現

①言葉を選ぶ

a)初めまして

Nice to meet you.(会えて良かった)
I’m pleased to meet you.(お会いできてうれしく思います)

nice より pleased が丁寧です

こちらの記事(初めましてのあいさつ)に、いろいろな例文があります

b)手伝って

Can you help me?(助けてもらえる?)
Can you give me a hand?(手を貸してもらえる?)

help me より give me a hand が丁寧です

こちらの記事(助けて/手を貸して)に、いろいろな例文があります

②表現を長くする

a)ありがとう

Thanks.(ありがと)
Thank you.(ありがとう)
Thank you very much.(ありがとうございます)

言葉を長くする方が丁寧です

こちらの記事(ありがとうとその返事)に、いろいろな例文があります

b)すみません

I’m sorry.(すみません)
I am very sorry.(大変すみません)
I am sorry to be late.(遅くなりすみません)

very や to be late などの言葉を追加することで、より丁寧になります

こちらの記事(丁寧なお詫びの仕方)に、いろいろな例文があります

③依頼の時は助動詞を使い分ける

a)手伝って

Can you help me?(助けてもらえる?)
Could you help me?(助けてもらえますか?)

can より could が丁寧になります

こちらの記事(助けて/手を貸して)に、いろいろな例文があります

b)ください

Can you give me this book?(この本を貰えますか?)
Would you give me this book?(この本を頂戴できますか?)

依頼のときは can, will, could, would などの助動詞が使えますが、それぞれ丁寧さが違います

こちらの記事(欲しい/ください 依頼の助動詞)に、いろいろな例文があります


ここまではかなり日本語と共通しているので、思いつきやすいものです
このほかに、文化の違いによる感じ方の違いがあります

補足 文化の違いによるもの

自分のとらえ方
・日本人は、みんなの中の自分と考える
・欧米人は、独立した個人で自分の周りにみんながいると考える
この違いにより、丁寧さの基準が日本人の感覚と違うものがあります

④断る余地を残す

a)少々お待ちください

Just a moment.(ちょっと待って)
Could you wait for a moment?(少し待ってもらえますか?)

Noと言えない状況でも could you などの断る余地を残すのが丁寧です

b)英語を楽しもう

Let’s start enjoying English.(英語を楽しみましょう)
I wonder if you can start enjoying English.(英語を楽しんでくれないかな)

let’s start より I wonder が断りやすいですね

こちらの記事(さあ始めよう)に、いろいろな例文があります

⑤直接的でなく間接的な表現にする

a)おかけください

Sit down.(座りなさい)
Have a seat.(椅子をどうぞ)

sit down は直接的な命令なので使わないほうがいいでしょう

b)空いてますか

Can I sit here?(ここに座っていい?)
Is this seat free?(この席、空いている?)

can I は直接的です
空いているかの確認が間接的で丁寧です

こちらの記事(空いていますか?聞き方と返事の仕方)に、いろいろな例文があります

⑥直接的な相手(you)の指摘は避ける

a)間違っています

You’re wrong.(あなたは間違っている)
That’s not right.(それは正しくありません)
I think that’s wrong.(それは間違っていると思います)

You’re wrong.(あなたは間違っている)は相手を不快にさせます
独立した個人である私の考えを否定するのか!という感情でしょうか?

こちらの記事(それは間違っています)に、いろいろな例文があります

b)なぜそんなこと言うの?

Why do you say so?(どうしてそんなこと言うの?)
What makes you say that?(何があなたにそう言わせたの?)

why do you のような直接的な表現は、相手を不快にさせることがあります
what makes you は英語らしい柔らかい表現です

こちらの記事(英語のNGフレーズ)に、いろいろな例文があります

⑦その他

いくつかの場面を想定し、よく使われる言葉を集めました
気軽な言葉から丁寧な言葉までありますので違いを比べてください

多くの例文を見比べると丁寧さの違いが分かりやすくなります

まとめ

英語での丁寧な話し方は、主に次のものがあります

  • 言葉を選ぶ
  • 表現を長くする
  • 助動詞を使い分ける
  • 断る余地を残す
  • 間接的な表現にする
  • 主語を you にしない

英語も日本語も、相手とのコミュニケーションの道具です
会話のマナーを守って、状況に合わせた話し方をしたいものです
そして、自然なコミュニケーションができるように心掛けましょう


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