助動詞8種類!気持ち・推量・依頼・提言での使い分け

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助動詞

助動詞は種類も多く、使い方で意味も変わるので難しいですね
個々の助動詞を単独で覚えると、そう感じる傾向があります

視点を変えてみましょう
一つの事柄でそれぞれの助動詞を使うとイメージが明確になります

ここでは、主な助動詞8種類について使い分けを紹介します

must、should、will、would、can、could、may、might

次の状況で使った場合の違いについて説明します

  • 助動詞の推量/気持ち
  • 依頼の助動詞
  • 全般のイメージ
  • 提言:義務や助言の強制力の強さ

(注)may と might はほぼ同じ意味なので、違う部分のみ might の説明を入れています

実際に英語で会話をしている状況をイメージしながら覚える事をお勧めします
そうすることが、きっと英語を自然に話すための近道になります

和訳を直訳に近い表現にして、意味と丁寧さを合わせています
和訳を見れば英語の言葉のイメージが分かります
多くの例文をみてニュアンスの違いを感じてください


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目次

助動詞の主な意味

ここで説明するのは次のものです

  1. must
    しなければならない/違いない
  2. should
    するべきだ    /はずだ
  3. will
    するでしょう   /でしょう
  4. would
    するのでしょう  /なのでしょう
  5. can
    することができる /可能性がある
  6. could
    することはできます/可能性はあります
  7. may, might
    しましょうか?  /かもしれない

推量

助動詞は物が主語だと推量になります
信頼度が高い順に並べています

That is true.
That must be true.

本当だ。     (事実)
本当に違いない。(断定的)

That will be true.
That would be true.
That should be true.

本当でしょう。  (強い気持)
本当なのでしょう。(弱い気持)
本当のはずだ。(見込・だろう)

That can be true.
That may be true.
That could be true.

本当の可能性がある。   (可能性)
本当かもしれない。 (推量・たぶん)
本当の可能性はあります(弱い可能性)

一般に、may が五分五分ぐらいです
推量は、may ではなく might が多く使われています

補足

may と might はほぼ同じ意味で使われます
但し、次のような実際には起きていない状況では may は使えません
使えるのは might だけです
If he said so, it might be true.
もし彼が言ったのなら、正しいかもしれない(彼は言っていない状況)

普通の意味(気持ち)

自分が主語になると推量ではおかしいですよね
よく知られた普通の意味になります
使う助動詞で気持ちの違いが伝わります

I do help you.
I must help you.

(絶対)助ける。(事実:強調)
助けなければならない。(義務)

I will help you.
I would help you.
I should help you.

助けるでしょう。 (強い意志)
助けるのでしょう。(弱い意志)
助けるべき/助けますよ(当然)

I can help you.
May I help you?
I could help you.

助けることができる。 (能力)
助けましょうか?   (許可)
助けることはできます(能力消極的)

両方の意味

相手が主語になると、推量と普通の意味の両方で使われます
どちらの意味かは文脈または雰囲気で判断することになります

You must help me.

助けなければならない。(義務)
助けるに違いない。 (断定的)

You should help me.

助けるだろう。    (当然)
助ける見込みです。 (見込み)

Will you help me?

助けてくれますか?  (意志)
助けるのですか? (単純未来)

Would you help me?

助けてくださいますか?(意志丁寧)
助けるのでしょうか? (単純未来)

Can you help me?

助けてもらえる?     (能力)
助けることができるか? (可能性)

Could you help me?

助けてもらえますか?  (能力丁寧)
助けることはできますか(弱い可能性)

You may help me.

助けてよろしい。   (許可)
助けるかもしれない。 (推量)

まとめると次のようになります

<推量>  <普通の意味> <助動詞>
事実     事実:強調 : is/do(参考)
断定的    義務    : must
強い気持   強い意志  : will
弱い気持   弱い意志  : would
見込・だろう 当然    : should
可能性    能力    : can
推量・たぶん 許可    : may
弱い可能性  能力消極的 : could

※人によって多少イメージが異なります

依頼の助動詞

can と will は依頼の時に使えます
過去形にすると丁寧な依頼になります

Can you give me some advice?
Will you give me some advice?
Could you give me some advice?
Would you give me some advice?

アドバイスを貰えますか?
アドバイスをお願いします?
アドバイスを頂けますか?
アドバイスをお願いいたします?

使う助動詞で丁寧さが変わります

対応する日本語のイメージ

  • can you
    できる?/できますか?
  • will you
    お願い?/お願いします?
  • could you
    できますか?/できるでしょうか?
  • would you
    お願いします?/お願いいたします?

can could:できますか系
will would:お願いします系
日本語と同様に、can(できる)が will(お願い)より気軽なイメージです

「お願い」はお願いしているだけ、「できる?」はできるか確認しているので、「できる?」が丁寧だと考えている人もいます

助動詞の使い分け

助動詞には、must と have to、can と be able to のように同じような意味で使われる言葉があります
全く同じ意味ではなく、それぞれ少し使い方が異なります
詳細は別の記事で説明しているので、ここではその概要のみ紹介します

  1. must、have to、need to の違い
    主観的義務、客観的義務、必要性で使い分け
  2. can、could、be able to の違い
    過去、現在、未来で使い分け
  3. will と be going to の違い
    今の意思か、前から考えていた意思かで使い分け
  4. would と used to の違い
    過去の動作や行為、過去の状態で使い分け
  5. shall、should、may の違い
    丁寧さで使い分け

助動詞一覧

助動詞を整理して一覧表にしました

助動詞
※人のよって多少イメージが異なります
ナゾ

みんな違ってみんないい

玲奈

意思疎通が…

ジョー先生

だいたいは一緒のはずだよ

命令、義務~お勧め、助言まで

使う助動詞によって強制力が変わります
助動詞以外の表現も含めて強制力の強い順番に並べてみます

Why don’t you try to speak in English?
英語で話してみませんか。

命令   Let’s try
強い勧誘 You must try

さあ、やろう。
ぜひやってみて。(主観的)

必要性  You need to try
外的要因  You have to try

やる必要がある。
やらざるを得ない(客観的)

強い忠告 You’d better try

やったほうがいい。

勧める You should try
控えめ You might want to try

やってみたら。
するのがいいかも。

提案  I suggest you try
お勧め I recommend that you try

するのがいいと思う。
することをお勧めします。

助言  It is better if you try
助言控えめ
It would be better if you tried

するならいいことです。

したらいいんじゃないかな。

※人によって多少イメージが異なります

補足1

和訳にすると You’d better…は should より柔らかい語感になります
でも比較級のbetterなので、しなければ問題が起きたり危険だったりする状況で使います
そのため、親が子に言うような上から目線のイメージになることがあるので注意が必要です
もちろん、実際に問題が起きそうな場合は自然な表現です
こんな感じです

You had better go to school early.
言葉の意味:早く学校に行ったほうがいいよ
裏の気持ち:早く学校に行きなさい(遅れるよ)

You had better take an umbrella. It might rain.
傘を持っていくほうがいいよ。雨が降りそうだ

(注)had better の後は to は不要です。助動詞の使い方ですね

補足2

should は「すべき」ではなく「してみれば」ぐらいのイメージです
should は had better と同じような意味で使うことができ、上記のような状況でも使えるし特別な事がなくても使えます

You should take an umbrella. It might rain.
傘を持っていけば。雨が降りそうだ

You should always take an umbrella in case of rain.
雨に備えて、いつも傘を持っていくほうがよい
特別な状況ではないので、had better は不自然です

まとめ

今回は次の内容を説明しました

  • 助動詞の推量/気持ち
  • 依頼の助動詞
  • 全般のイメージ
  • 提言:義務や助言の強制力の強さ

助動詞はここで紹介したもの以外の種類や使われ方もします
欲張らず着実に step by step で理解していきましょう

助動詞の使い分け の詳細はこちらです

お疲れさまでした


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