直説法と仮定法の違いと使い方!英語の if文や I wish など

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直説法と仮定法

次の日本語の現在形と過去形のイメージを比べてみてみましょう

するつもりです
するつもりでした

やればできる
やればできた

過去形にするとしていないイメージがありますね

英語も同じで過去形はしていないイメージがあります
英語では実際の話を現在形にするのに対して、仮の話は過去形にします

仮定法と呼ばれるものです
仮定法は現実でない話過去形を使って表現するものです(注)

普通、日本人は現実か仮の話かを区別しないで話します
英語では明確に意識して使い分けます
日本人が現在形と過去形を使い分けるのは慣れが必要かもしれません

このブログの内容と例文で参考にしたものはこちらです

できる限りネイティブが発信しているものをベースにしています
<文法書、辞書>
English Grammar in Use (GIU)
Cambridge English Dictionary(Cambridge)
ロングマン現代英英辞典
新英和中辞典:研究社(辞書)
<英語学習サイト&Video>
BBC Learning English (BBC)
EnglishClass101 (EC101)
English with Lucy
mmmEnglish
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engVid
YouGlish
<その他>
ネイティブのYoutuberなど
真・英文法大全(関正生 著)
一億人の英文法(大西泰斗 著)
実践ロイヤル英文法(綿貫陽 著)
日本人の英語(マーク・ピーターセン著)

記載内容の信頼性のために、情報源の名称や略称などを記述している所があります
(注)当ブログ内の多くの記事で参考にしているものです。1つの記事で全てを見ているわけではありせん


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目次

if文での直説法と仮定法

ifを使った条件文は大きく2つ(もう少し細かく4つ)に分かれます

  • 現実の話
    直説法と呼ばれ、現在形を使います
  • 仮の話
    仮定法と呼ばれ、過去形を使います

もう少し細かく分ける事ができます

・現実の話(will)

①直説法 If S do, S do.

条件を満たせば必ず起きること

②直説法 If S do, S will do.

条件を満たせば起きうる現実の話

・仮の話(would)

③仮定法過去 If S did, S would do.

実際とは違う仮の話

④仮定法過去完了
If S had done, S would have done.

実際とは違う過去の仮の話

それぞれ順番に zero / first / second / third conditional といいます

仮定法は subjunctive mood といいます
If文では second and third conditional が仮定法です
仮定法は if文以外にもあります

if文は条件のif節と結果の主節があるので、時制と助動詞を再確認します

  if節主節
  直説法
① 現在形(do)現在形(do)
② 現在形(do)未来形(will do)
  仮定法
③ 過去形(did)過去形(would do)
④ 過去完了形
  (had done)
過去完了形
(would have done)

※多くの場合こうなりますが、違うこともあります

例文を見れば、もう少し分かりやすくなります

直説法と仮定法の違い

英語では、できると思っているときとできないと思っているときで言い方が変わります
日本語だとどちらも同じ言葉です

もしできればする

If I can do, I will do.

直説法:するつもり

If I could do, I would do.

仮定法:仮の話なのでしないつもり

想像、想定、仮定など現実でない話をするときは過去形にします
しない・できないと思っているものです(仮定法と呼ばれています)

条件が揃えばするつもりなら現在形です

条件が揃わない、揃ってもするつもりがなければ過去形です
してないこと、できないことも過去形です
提案など自分ではしないことも過去形です

するかしないか、現実か仮の話かで現在形と過去形を使い分けます
逆の見方をすると、過去形だと仮定法で実行しないつもりです(現在の話のとき)

①直説法(現在形)

Ice melts if you heat it.

氷は加熱すると溶ける

When the sun goes down, it gets dark.

太陽が沈むと暗くなる

必ず起きることです
現在の話ですが、過去でも未来でも正しい内容です

必ず起きるので、if の代わりに when が使えます

②直説法 vs ③仮定法過去&④仮定法過去完了

君が行けば私も行く

② If you go, I will go.

(実際の話)君が行けば私も行く

③ If you went, I would go.

(仮の話)君が行けば私も行くんだけど

④ If you had gone, I would have gone.

(過去の仮の話)
君が行いっていれば私も行っていたのに

②は相手は行くかどうか分からないけど、相手しだいで行くつもりです(直説法)
③は相手が行かないと知っているときで、自分も行かないつもりです(仮定法過去)
④は相手が行かなかったので、自分も行かなかった状況です(仮定法過去完了)

話し手が実際の話だと思えば現在形を使います
していない、しない、できないなどで仮の話なら過去形にすればその気持ちが伝わります

現在の仮の話で過去形にしているので、過去の仮の話にするには④のように過去完了形にします

if条件文に使う動詞&助動詞

if条件文の動詞(were)

仮定法のときは条件文の動詞が、was ではなく were になることがあります

If I was you, I would buy this book.

私だったら、この本を買うよ

If I were you, I would do it this way.

私だったら、こんな風にしますよ

(言い換え)

If I were in your shoes, I would do it this way.

私だったら、こんな風にしますよ

If I were in your place, I would do it this way.

私だったら、こんな風にしますよ

I were you は in your shoes, in your place でも同じ意味になります

if I am you だと大きな違和感があります
私があなたになることはないので現在形は使いません

We’d have lunch outside if it weren’t raining.

雨が降っていなければ、外で昼食をする

文法的には仮定法は were が正しく、正式な文書(テストも含む)では were です
でも、GIU や BBC で次のように説明されており、口語では was が使われるようになってきています

After if, you can use were instead of was.
ifのあとは、was の代わりに were が使えます(GIU)
We sometimes use were instead of was in the if part of a second conditional sentence.
仮定法過去のif節の was は、代わりに were を使用することがあります(BBC Learning )

意味は同じですが were を使うと文がより丁寧に聞こえます(BBC Learning )

if条件文の助動詞(will)

will は if の条件文には普通は使いません
次の例のように和訳すると違和感が分かります

If I will go there, I can play tennis.

もしそこに行くつもりならテニスができる

If I go there, I can play tennis.

そこに行ったらテニスができます

普通は if節の条件のあとに主節の結果が起きます
will go だと「行くつもり」です
行っていないのにテニスができるのは不自然ですね

if条件文の助動詞(will以外)

(例文)

If you go, I will go.

君が行けば僕も行く

If you went, I would go.

君が行けば僕も行くけど

will, would 以外の助動詞は使えます

If you can go,

もし行ければ(可能性あり)

If you may go,

もし行くなら(五分五分)

If you might go,

もし行くなら(五分五分)

If you could go,

仮に行けたとすれば(可能性なし)

If you should go,

仮に行くことがあれば(行かないだろうけど)

can は行ける可能性があると思っています
could は行ける可能性がないと思っているので仮の話になります
may, might は行くかどうか五分五分だと思っています

should は未来のことですが、起きないことを前提に話しています
ただし、未来のことなので万が一そうなることはあると思っています
普通に起きることは助動詞は不要ですね、if文そのものですから

頻度が少ないのでここには入れていませんが must を使っている例もありました

文法では if節に would は使わないのですが、実際には多くの人が間違って使っているようです
次のような使用例は結構多くありました

If I would have done that,

(この誤用は結構多い)

If I have done that,

もし私がそんなことをしていたら、

 I’d be regretting that for the rest of my life.

 一生後悔するでしょう

(if節の条件にのあとに主節の結果が起きるものには would は使いません)

例外

普通は if節に will, would は使いませんが、次のように使っている例もあります

If that will make you feel better, you can do it.

それで気が済むなら、やってもいい

If it would make me feel better, I would take this medicine.

仮に気分が良くなるのなら、この薬を飲むのだが
(気分は良くならないだろう、飲む気はない)

if節が結果になるもので、主節のあとに起きるものです
(私が調べた中ではこのパターンはありませんでしたが、この例が載っている資料もあるようです)
ChatGPTでも正しいと言っていました

If you’re playing tennis later, you’ll need to take your racket.

後でテニスをする場合は、ラケットを持っていく必要があります

be going to または現在進行形を未来の意味で使用できます(BBC Learning)
BBC Learning では will については言及していませんでした

補足

will, would は「もしするなら」の意味の If条件文には普通は使いません
でも、次のようにどうするかの2択の意味では ifのあとに使います
I’m not sure if I will. (するかどうかわからない)

if文の主節に使う助動詞

②直説法のwill は、代わりに can, may, might, should も使えます

(直説法)

If I have money,

もしお金があれば

 I will buy this book.

 この本を買う

 I can buy this book.

 この本が買える

 I may buy this book.

 この本を買うかも

 I might buy this book.

 この本を買うかも

 I should buy this book.

 この本を買うべきだな

might と should は過去形ですが、現在時制で使うときと同じ意味で使っています

③④仮定法のwould は、代わりに could, might も使えます

(仮定法過去)

If I had money,

もしお金があれば

 I would buy this book.

 この本を買うのに

 I could buy this book.

 この本が買えるのに

 I might buy this book.

 この本を買うかも

(仮定法過去完了)

If I had had the money then,

そのときお金があれば

 I would have bought this book.

 この本を買ったのに

 I could have bought this book.

 この本が買えたのに

 I might have bought this book.

 この本を買ったかも

仮定法での should は shall の過去形になるので、あまり使わないようです
使っても shall と同じで自分のときだけです

補足

普通は if文の主節は助動詞を使います
if節の条件になっても主節の結果が必ず起きるとは限らないからです
①直説法(現在形)で説明したような状況と比較してみましょう

if文のif節と主節の順番

条件のif節と、結果の主節の順番は逆にもできます
if節が後ろだとカンマは不要です

君が行けば僕も行く
(実際の話)
If you go, I will go.
I will go if you go.

(仮の話)
If you went, I would go.
I would go if you went.

(過去の仮の話)
If you had gone, I would have gone.
I would have gone if you had gone.

条件(if節)と結果(主節)の時制の込み合わせ

普通は条件と結果の時制は同じです

状況によって変わることがあります
いくつか例をあげてみます

(過去の仮の話と現在の仮の話)

Would you have a better job if you’d studied harder?

もっと一生懸命勉強していたら、もっと良い仕事に就けましたか?

If I had not taken the wrong train, I would be there now.

もし電車に乗り間違えなかったら、今頃はそこにいるのにな

(現在の仮の話と実際の話)

If I could sing, I’d sing it, but I can’t.

歌えるなら歌いたいけど歌えない

If I could do that, but you know that’s a little difficult.

できればいいのですが、ご承知のように少し難しいでしょう

(未来の仮の話と未来の実際の話:比較)

If you were to hire me, I will be the best worker.

もし雇ってくれたら、最高の労働者になります
(雇ってくれると信じて話しています)

If you were to hire me, I would be the best worker.

仮に雇ってくれたら、最高の労働者になったのに
(雇ってもらえないと思って話しています)

仮の話と現実の話が組み合わさることもあります
実際の話か仮の話かを考えて、現在形か過去形を使い分けます

あくまでも、話しているときの気持ちです
・「した」か「していない」か
・「できる」か「できない」か
・「するつもり」か「しないつもり」か

直説法と仮定法の比較(例文)

実際の話(直説法)と仮の話(仮定法)の比較です
同じような状況での現在形と過去形の気持の違いを比べてみましょう

(実現する)

I go.

行く

I will go.

行くつもり

(実現しないかも)

I would go.

行くつもりだけど

(実現しない)

I would go if I had time.

時間があれば行くんだけどな

(would)

I will go if I have time.

事実:時間があれば行く

I would go if I had time.

仮定:時間があれば行くのにな

I won’t go because I’m busy.

事実:忙しいから行けそうにない

I would go but I’m busy.

混在:行けたらいく、でも忙しい

I would go if I wasn’t busy.

仮定:忙しくなければ行くんだけど

would(過去)

I would’ve gone if I had known.

仮定過去:知っていたら行っていたのに

I would be rich if I had saved money.

仮定混在:貯金していればお金持ちなのに

過去の仮の話は、過去完了形にします

I would’ve は if I had が同じ時制なのでよく一緒に使います
would have, would’ve の形は知っていても意外と戸惑います
多くの例文を見てイメージがつかめることを期待します

I didn’t go because it rained.

事実:雨だから行かなかった

I would’ve gone if it hadn’t rained.

仮定:雨じゃなければ行けたのに

I would’ve gotten up earlier if you had told me.

言ってくれれば、もっと早く起きたのに

We wouldn’t have been late if you had gotten up earlier.

もっと早く起きていれば遅れなかったのに

You could’ve texted me!

メールしろよ!

You could’ve told me earlier!

もっと早く言ってよ!

I could’ve told you if you hadn’t gone drinking.

飲みに行かなかったら言えたのに

後半はケンカのときなどによく聞くものです
ケンカはしたくないけど負けたくないですよね
準備しておけば食い下がることができます

仮定法で if条件文の省略

I would if I could.

できればするけど(できない)

日常会話では、これだけでも話が通じます
さらに、条件のIf節を省略することも多くあります
もっと言えば、会話ではif節を省略するのは普通です

使えそうな簡単な表現を数多く集めてみました

would

(事実vs想像)

Where’s Rena?

レナはどこ?

She will not come.

来ないよ

She wouldn’t come.

来ないんじゃないかな

will は来ないことを聞いて知っているときです
would は来ないと思っているときです
話し手の話すときの気持で will か would を選びます
(当然のことですが、どちらの場合でもこのあとレナが来ることもあります)

(アドバイス)

what would you do?

あなたならどうする?

I would be honest.

私だったら正直に言うな

I wouldn’t say anything.

私だったら何も言わないかな

質問は would なので、もしあなただったらと聞いている感じです
自分がすることではないので全て would です

自分のことなら次のようになります
I’m going to be honest.(正直に言います)

(疑問文)

Who buys that?

事実:誰か買うよね?

Who would buy that?

仮定:誰か買うかな?

buys だと買う人を期待しています
would だと誰も買わないよなと思っています

You did that!

あなたがやったでしょ!

Why do I do that?

事実:なぜしちゃうんだろう?

Why would I do that?

仮定:なぜそんなことするんだよ

注意

do だとしたことを認めています
would だとしていないと言っています
これを間違えると大変なことになるので注意しましょう

could

(提案)

What do you want to do?

何がしたいかな?

We could eat out.

外食もできるね

We could see a movie.

映画を見るのもいいね

could なので、選択肢としてこれができると言っている感じです

(誇張)

I could eat a horse.

馬でも食べられるぐらいだ

誇張などでできないことは過去形です
これは空腹のときの定番表現なので知っている人も多いと思います

(現在)

We could invite he.

彼を誘えるよ

Maybe I could help you.

手伝えるかもよ

(過去)

I could’ve gone.

行けたのに

I could’ve helped you!

手伝えたのに

(起きてないこと)

I could’ve died!

死ぬところだった

You could’ve been killed.

死んだかもしれないぞ

過去の状況で実際には起きてないものは過去完了形です

(過去の不満)

You could’ve invited me!

誘ってくれよ!(誘えただろ!)

You could’ve told me earlier!

早く言ってよ!(もっと早く言えた)

You could’ve done that yesterday!

昨日やっとけよ!(それは昨日できた)

日本人の発想では出てこない表現です
文化の違いなので、この感覚をつかむことが自然な話し方に繋がります

should

(すれば、しなければよかった)

I should’ve gone.

行けばよかった

I shouldn’t have gone.

行かなければ良かった

(アドバイス)

I’m going out now. Is it cold outside?

今から出かけるんだけど、外は寒いかな?

Yes, I should ware a coat.

そうだね、私ならコートを着るよ

If節を省略しないと次のようになります
Yes, I should ware a coat if I were you.
会話では if節がなくても意味が通じるので、多くの場合は省略されます

if文での未来の仮定法

ここまでは if文での次の3つを説明してきました
① 実際の話(直説法)
② 仮の話(仮定法過去)
③ 過去の仮の話(仮定法過去完了)

未来の仮の話もあります
形式は仮定法過去ですが if節の中で使う助動詞が次の2つです

  • If I should do,
  • If I were to do,

should は起こりうることにだけ使います
were to は絶対に起きないことにも起きうることにも使います

If the situation should change, we will contact you.

もし状況が変われば、連絡します

If I were to say it was easy, I’d be lying.

簡単だと言えば嘘になる

別の言い方もできます

(比較)

To say it’s easy would be a lie.

簡単だというのは嘘だ(直説法)

If I said it was easy, I’d be lying.

簡単だと言えば嘘になる

If I were to say it was easy, I’d be lying.

仮に簡単だと言えば嘘になる

Were I to say it was easy, I’d be lying.

簡単だということがあるか、嘘になる

最後の were I は仮定法の if を省略した言い方です
疑問文の形になっています
倒置と呼ばれるものです

BBC Learning では、倒置を次のように説明しています
for emphasis, dramatic purpose or formality.
This is considered to be more formal and so more polite.
強調したり、劇的にしたり、形式的なものに使います
これはより丁寧で、より礼儀正しいと見なされます

if の省略(倒置)

if を省略しても意味が通じないといけません
仮定法だとわかる倒置は次の3つで始まるものです

  1. should
  2. were
  3. had

未来の話か過去の話は倒置にできます

Should the situation change, we will contact you.

状況が変わるかもしれませんね、連絡します

Were you to hire me, I will be the best worker.

もし雇ってくれたら、最高の労働者になります

Had I stayed longer, I would have learned a new language.

もっと長く滞在していたら、新しい言語を学べたでしょう

If I had stayed longer, I would have learned a new language.

もっと長く滞在していたら、新しい言語を学んだのに

実際の会話ではこんな使い方をしていました

The very things that you want for your own children,

あなたが自分の子供たちに望んでいることは、

were you to have them,

それを持つことになるとすれば、(仮の話)

if you have them,

もし持っていれば、(現実の話)

and that is to have access to a quality education.

それは質の高い教育へのアクセスを持っていることです

そのほかの仮定法:wish

wish vs hope

wish は hope と比較すると違いがよく分かります

hope は具体的で実現したい内容に使い現在形にします
wish は一般的なことや実現できないと思っていることに使い過去形にします

(hope)

I hope it can be helpful!

参考になれば幸いです!

I hope you feel better soon.

すぐに良くなるといいですね

(wish)

I wish you luck.

幸運を願います

We wish you a Merry Christmas.

いいクリスマスを

I wish I had a boyfriend like that!

こんな彼氏いたらいいのに!

wish の例文

(現在)

I wish I had more time.

もっと時間があればなあ

I wish it wasn’t raining.

雨がやんでくれたらなあ

I wish I could say.

言えればいいんですが

I wish I would love to talk to natives every day.

ネイティブの方と毎日楽しくお話しできたらいいなと思います

(過去)

I wish I had gone.

行けばよかったな

I wish he hadn’t rained.

雨が降らなければよかったのに

I wish I had studied harder!

もっと勉強しておけばよかった

I wish では現状が変わって欲しいと思うことに would を使うこともあります

(比較)

I wish she was here now.

彼女がいてくれたらいいのに

I wish she would come.

彼女がが来てくれたらいいのに

I wish は I would if と似ていますね

(比較)

I wish I could.

できればいいのだけど

I would if I could.

できればするけど

そのほかの仮定法:it’s time

it’s time は2つの使い方があります

  1. to と for を使って事実を伝える
  2. that節(過去形)を使って過去または気持ちを伝える

(事実を伝える)

It’s time to learn English!

英語を学ぶ時が来ました!

It’s time for dinner.

夕飯の時間だ

It’s time for a reset.

リセットする時間です

It’s time for you to go explore.

あなたが探検に行く時が来ました

It’s time for you to learn English.

英語を学ぶ時です

to や for を使ったものは、その時がきた事実を伝えています

それらに対して次のようにthat節が続くものがあります
例文のように「that」は省略されることもあます
過去形にして、既にその時間がきていることを伝えています
既に時間が来ているので、批判や不満の気持ちが含まれることがあります

(仮定法)

It’s time he retired.

彼が引退するときがきた

It’s time you learned English.

英語を学ぶ時期ですよ

My voice is collapsing now so it’s time that I stopped.

声が崩壊しているので、やめるときがきました

(過去)

It’s time that I stopped taking so many photos.

写真をあまり撮らなくなった時期です

(現在形:口語)

Maybe it’s time that we try.

試してみるときがきたのかもしれません

It’s time that I start doing stuff.

何かを始めるときがきました

it’s time に続くthat節は、文法的には過去形(仮定法)にします
ただ、過去形にしないで現在形でも使われ始めています
YouGlishで調べると、半数近くが現在形でした

ケンブリッジ英英辞典も次のようになっています(2023/4現在)
Not の部分が消されています

its-time
出典:Cambridge Dictionary

そのほかの仮定法:相性のいい言葉

If や wish のように仮の話によく使われるものを紹介します

仮の話にするには過去形を使います
多くの場合は過去形の助動詞を使いますが例外もあります
現状と違う話なので、次のような言葉との相性が良くなります

  • with   ~があれば
  • without  ~がなければ
  • as if   ~のように
  • If only  ~であれば
  • I wonder if ~かしら
  • その他

(with)

We could have won with you.

あなたがいたから勝てた

I could eat it like that with a spoon.

このままスプーンで食べられそうです

Like, we would have won in 2012 with or without technology.

テクノロジーの有無にかかわらず、2012年には勝っていただろう、みたいな

(without)

We couldn’t do anything without it.

それなしでは何もできませんでした

I couldn’t have done it without you.

君なしではできなかった

(as if)

He tells the story as if it was a secret.

彼はまるで秘密のようにその話をします

I remember as if it were yesterday the first day I became president.

社長に就任した初日を昨日のことのように覚えています

(if only)

If only he was here.

彼がいてくてたらなあ

If only I had her number.

彼女の電話番号を知ってたらなあ

(I wounder)

I wounder if you could help me.

手伝ってもらえないかしら

I was wondering if you could help me.

手伝ってもらえたりしないかしら

その他

What would you do in my place?

私の立場ならどうする?

To say it’s easy would be a lie.

簡単だというのは嘘になる

不定詞で仮の状況を表現する事があります

Imagine what might be possible.

何が可能か想像してみてください

Yeah, but you could have gone home.

ええ、でもあなたは家に帰ったかもしれません

I should’ve gone.

行けばよかった

Imagine で架空の状況を想像したり、but で現実とは違う状況を話したりするときは仮の話になります
I should’ve gone. のように、いきなり仮の話になることもあります
仮の話のとき助動詞の過去形を使います
実際の話では助動詞の現在形が普通です

(比較)

How can I possibly go to live in the country?

どうやったら田舎に住むことができるって言うの?

How could I possibly go to live in the country?

田舎に住みに行くなんて絶対無理だわ

発音の聞き取り用でtwitterに紹介されていた映画のセリフです
現在形か過去形の使い分けで、実際の話か仮の話かになります
・現在形 can は実際に田舎に引っ越すシーンで使っています
・過去形 could にすると実際には田舎に住まない状況になります

特別な仮定法:仮定法現在

仮定法現在は仮の話をしているのではありません
この後の例文のような提案などの未来にすることを伝えるためのものです

未来(will)のことを仮の話として現在形で表現しています

自分のことや相手がすると分かっていれば未来形の will を使います
相手がするか分からないので仮の話(現在形)にしています

I suggest that he visit the doctor.

私は彼が医者に行くことを提案します

I would suggest that we be affirmative and proactive.

私たちは積極的かつ積極的に行動することをお勧めします

普通の現在形と違う部分があります
違いは、動詞の原形を使うことです

  • 普通の動詞は原型(三単現の s を付けない)
  • be動詞は原型の be

(比較)
全員が時間通りにここにいることが重要です

It’s essential that everyone should be here on time.
It’s essential that everyone be here on time.
It’s essential that everyone is here on time.

提案や要求、主張などの内容で、that節の中の文は仮定法を使うことがあります
イギリス英語では、未来にすることなので should も使います
アメリカ英語では原型(be)を使います(仮定法)
口語では現在形(is)も使います(直説法)

普通の現在形、過去形も使えます
You can also use normal present and past forms.(GIU)
(例)I suggested that she bought a car.(彼女に車を買えばと言ったよ)

注意

口語では仮定法でなく直説法が使われることも多くあります
ただし、正式な文書では正しい文法で書く必要があります

ここにあげた例のように仮定法現在を使う動詞や形容詞は多くあります
こちらにまとめました

おわりに

実際にするかしないかで時制を、仮定法を意識する必要なく自然な会話ができます
また、口語では仮定法のルールである動詞の原形やbe動詞の変化(be, were)を使わなくても大丈夫です

ただし、正式な文書では文法に従って書かないと不自然に感じます

日本語でも同じような例はあります
口語では「してない」とイ抜き言葉を使いますが、きちんとした文書では「してない」と書くようなものです

例文をたくさん入れたかったので少しボリュームが増えてしまいました
このブログの内容が実際に使える表現を増やすのに役立つことを期待しています

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