itとthat の使い方の違いが分かりますか?
日本語ではどちらも「それは」ですが、ネイティブの人は当たり前に使い分けています
ただ、ネイティブの人でも改めて説明を求めると難しいと言われることもあります
ここでは、その使い方の中で一つの大きな違いを簡単に説明します
実際に英語で会話をしている状況をイメージしながら覚える事をお勧めします
そうすることが、きっと英語を自然に話すための近道になります
itとthat の大きな違い
質問
次の2つの違いが分かりますか?
I think this word is wrong.
①That’s right.
②It’s right.
この単語は間違っていると思う
①それは正しい
②それは正しい
一方は単語が間違っていると言っています
もう一方は単語は正しいと言っています
it と that でこんなに違うことは珍しいです
これを理解すると両者の違いが明確になります
簡単に理解できるので、誰かに説明する時にも使えます
説明
①それ(その文章)は正しい
単語が間違っていると言っています
文章を指差して言っているイメージ
②それ(その単語)は正しい
単語は正しいと言っています
すでに出た This word の代わり
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なるほど
that
this / that は 指示代名詞 です
何かを指示、指差して示すときに使います
突然使っても大丈夫です
物理的に近いとき this(これ)、遠いとき that(あれ)です
it
it は、he / she /… の仲間で 人称代名詞 です
「すでに話しに出てきた具体的な名詞」の繰り返しを避けて it(それ)を使います
こちらは、すでに何かの名前が話しに出てきて始めて使えます
突然指差して What is it? とは言えません
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目の前にそれが見えていると使いそう
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きっと例外はある!!
it は仮の主語として、後の事柄をさすこともあります
英語は主語が必要なので、例えば天候や、時間、距離などの主語として使われます
他にも、Let’s walk it.(歩いていこう)などの形式上の目的語で使われる場合もあります
This is off topic, but
料理を指して What is it?(何だこれ?) は失礼です
食べ物には What is this? を使いましょう
お疲れさまでした
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