get off は「離れる」イメージです。
そのイメージがいろいろな状況で使え、それぞれの意味に解釈されます。
句動詞の記事の内容と例文で参考にした主なものはこちらです。
ここで紹介している句動詞は English Phrasal Vervs In Use および Cambridge English Dictionary に載っているものをベースにしています。
<文法書、辞書>
・English Grammer in Use(GIU)
・English Phrasal Verbs in Use
・Cambridge English Dictionary(Cambridge)
<英語学習サイト&Videoなど>
・ChatGPT(解説)
・YouGlish(例文)
get を使った句動詞の一覧はこちらをご覧ください。
get off の概要
get off のイメージは「離れる」で、get on に対するものであり「上または接触している状態から離れる」が基本です。
それぞれの状況別の主な意味は次の通りです。
- 乗り物 :降りる
- 電話 :切る(乗っている電波から降りる)
- 場所 :離れる
- 人 :責めない(人の後ろから離れる)
- 仕事 :終える(仕事から離れる)
- 罰・義務:免れる(責任や罰から逃れる)
- 話題 :外れる(本来の話題から離れる)
- 状態 :始める(何もしてない状態から離れる)
この後に続く意味の説明に書いていますが、get off はそれに続く言葉と合わせて慣用表現になっているものが多い印象があります。引き続いて、個々の句動詞の例文と使い方を紹介します。
get off の意味
get off:降りる、切る
(乗り物から)降りる
He saw my mother get off the bus.
彼は私の母がバスを降りるのを見ました。
Okay, just got off my flight. I’m in London!
よし、ちょうど飛行機から降りた。ロンドンにいるよ!
乗り物から降りるのは get off の定番表現です。上に乗るタイプの乗り物で get on(乗る)に対して降りるときに使います。
(補足)中に乗るタイプの乗り物から降りるときは get out です。
(道路を)降りる、(電話を)切る
I just got off the highway.
高速道路を降りたところです。
I’ve got off the phone.
携帯電話を切りました。
(補足)電話を切るは 、get on の説明で「電話をする(電波に乗せる)」を乗る関連に分類したので、それとの対応でここに入れています。
get off:離れる
物理的に離れるですが、状況によっていくつかの和訳が対応します。
(場所から)降りる
The cat wouldn’t get off the keyboard.
猫はキーボードから降りてくれなかった。
As much as I don’t want to get off the stage, I got to go.
舞台から降りたくないのは山々だけど、行かなきゃ。
(人・物から)離れる/どく
Get your hands off me.
私から手を離せ。
Get your feet off the sofa.
ソファから足をどけなさい。
物理的に上に乗っていたり接触しているところから離れる状況です。この意味では、実際の物理接触があるのが条件になります。
get off:責めない
(人を)責めない、邪魔しない
Get off my back, will you?
私を邪魔しないでくれないか?
I’m sorry, I’m going to get off his back.
ごめん、もう彼の世話はやめます。
get off someone’s back / case の形が多く、比喩的な使い方で人の干渉から離れる状況になります。
get off:終える
(仕事・活動を)終える
Now, after I get off work, I study English.
今は、仕事が終わった後に英語を勉強しています。
I get off at 2:00, but I can get there by 2:30.
2時に終わるけど、2時半には着けるよ。
I get off. This means get off work.
終わります。つまり、仕事を終えるという意味です。
get off work は超定番です。
get off:免れる
(罰・責任などから)免れる/軽く済む
I think I got off lightly there.
あれはずいぶん軽い処分で済んだと思う。
They might get off with a warning.
警告だけで済むかもしれない。
get off lightly / easily の形が多く、比喩的に本来あるはずの責任や罰から逃れて、しなくてよくなる感覚です。
get off:外れる
(話題・論点から)外れる
I’m getting off topic here.
話が逸れてしまいましたね。
If you get off track, turn around and come right back.
もし道を外れたら、引き返してすぐ戻ってきなさい。
get off topic や get off track が、話や計画が本筋からずれているときにの慣用表現になっています。course や subject が使われたり、the topic のように the が入ることもあります。
get off:始める
(スタート・出発を)切る/始める
That’s why they don’t get off to a good start.
それが彼らが良いスタートを切れない理由です。
They don’t have capital to get off the ground.
彼らは事業を立ち上げるための資金がありません。
get off to a good/bad start が定番で、物事が勢いよく始まる感じです。
get off の使い方
ここからは、意味の説明で使った例文を用いて使い方を説明します。また、get off は文脈から解釈される意味ではなく、直訳に近いものにしています。
句動詞は一般的に日常会話向きです。対応する1語の動詞や使い方を知っていれば状況に合う自然な表現ができます。
get off:降りる、切る
(比較)降りる
He saw my mother get off the bus.
彼は母がそのバスを降りるのを見た。
He saw my mother alight from the bus.
彼は母がそのバスから降車するのを見ました。
Okay, just got off my flight.
よし、今飛行機から降りた。
Okay, my flight just landed.
よし、今飛行機が着陸しました。
I just got off the highway.
ちょうど高速道路を降りたよ。
I just exited the highway.
ちょうど高速道路を退出しました。
ChatGPT による解説です。
会話は get off、公式な場面や文章では1語の動詞が一般的です。
get off の意味に対する置き換えやすい動詞は次の通りです。
・乗り物から降りる:alight / exit
・飛行機の到着 :land / arrive
・道路を降りる :exit / leave
(補足)exit は動詞ではなく名詞でよく使われます。
get off:離れる
(比較)降りる
The cat wouldn’t get off the keyboard.
猫がキーボードから降りてくれなかった。
The cat wouldn’t leave the keyboard.
猫はキーボードを離れてくれませんでした。
The cat wouldn’t move from the keyboard.
猫はキーボードから動いてくれませんでした。
The cat refused to vacate the keyboard.
猫はキーボードを明け渡すことを拒みました。
ChatGPT による解説です。
・get off:どいてくれないという状況がはっきり伝わる。
★★☆☆☆ 日常会話で飼い主が話している感じ。
・leave:そこを離れないという結果に焦点がある。
★★★☆☆ get off より少し落ち着いた言い方。
・move:やや客観的で、一歩も動かない感じが出る。
★★★☆☆ 会話にも文章にも使え、丁寧な状況説明をする感じ。
・refused to vacate:猫に対して使うことで わざと大げさで笑いを狙っている。
★★★★★ とても丁寧なので、普通は会話では使わない。
(比較)離す
Get your hands off me.
私から手を離せ。
Let go of me.
離して。
Release me.
私を解放しろ。
Remove your hands from me.
私からあなたの手を離してください。
ChatGPT による解説です。
・get your hands off me:今すぐやめろという切迫感がある。
★★☆☆☆ 口論や緊急時で、映画やドラマでとてもよく聞く。
・let go of me:つかんでいるのを離してという一点に集中している。
★★★☆☆ get off より少し柔らかい。必ずしも怒鳴っている訳ではない。
・release me:感情は抑えめで、拘束からの解放を要求するような感じ。
★★★★☆ 強く直接的で、演劇の台詞や文章に合う。
・remove your hands from me:命令ではなく公式な要求に近い。
★★★★★ 公式な文脈や誇張表現で、日常会話で使うと異様に感じる。
get off:責めない
(比較)責めない、邪魔しない
Get off my back.
私をこれ以上責めるな。
Quit pressuring me.
私に圧力をかけるのをやめてくれ。
Stop bothering me.
私を煩わせるのをやめて。
Leave me alone.
私を一人にしてくれ。
ChatGPT による解説です。
・get off my back:口出しするのをやめてほしい。
★☆☆☆☆ 親しい家族や友人、同僚との口論に合う。
・quit pressuring:圧力をかけないでほしい。
★★☆☆☆ 仕事や人間関係で圧力を感じるときに、やや荒めの言い方になる。
・stop bothering:邪魔しないでもらいたい。
★★★☆☆ 会話全般で少し距離のある相手にも使える。
・leave me alone:もう関わらないでほしい。
★★★☆☆ 感情的に限界で、自由にしてほしいときに合う。
get off:終える
(比較)終える
I get off at 2:00.
2時に終わるよ。
I finish at 2:00.
2時に終わります。
I leave at 2:00.
2時に離れます。
My work ends at 2:00.
仕事は2時に終わります。
ChatGPT による解説です。
・get off:バイトでシフト終了を伝えるような感じ。
★★☆☆☆ 同僚などとの会話で使い、一番自然である。
・finish:終了時刻を伝えるいちばん無難な言い方。
★★★☆☆ イギリス英語では一般的、アメリカ英語でも普通に使う。
・leave:出る時刻だけ言っている。
★★★☆☆ 私用や早退にも使える。
・end:説明的に終了時間を伝えている。
★★★★☆ 文章・説明に向いている。
get off:免れる
(比較)免れる/軽く済む
They might get off with a warning.
警告だけで済むんじゃないか。
They might escape with a warning.
警告だけで逃れられるかもしれません。
They might receive only a warning.
警告のみを受けるかもしれません。
ChatGPT による解説です。
・get off:話し手の主観で、甘い処分という含みがある。
★★☆☆☆ 日常会話やニュースを噛み砕いて話すときに合う。
・escape:うまく逃げたという、やや感情を含んでいる。
★★★☆☆ 会話・書き言葉どちらでも使える。
・receive only:公式な発表で、判断や感情をほとんど含まない。
★★★★☆ 法律・ニュースでは receive がよく使われる。
get off:外れる
(比較)外れる
If you get off track, turn around and come right back.
道から外れたら、すぐに引き返して。
If you lose your way, turn around and come right back.
もし道に迷ったら、すぐに引き返してね。
If you stray, turn around immediately.
もしそれたら、すぐに引き返してください。
If you deviate from the route, turn around at once.
もし道から逸脱したら、すぐに引き返しなさい。
ChatGPT による解説です。
・get off:本筋からずれているときの慣用表現化している。
★★☆☆☆ 口語的で、物理的にも比喩的にも使える。
・lose:物理的に道に迷っている状況。
★★★☆☆ 口語的で、穏やかに助言や心配しているときに使える。
・stray:警告や規則で行動指示が前面にでている。
★★★★☆ 注意書きや指示、アナウンスに合う。
・deviate:公式に指示している感じ。
★★★★★ 説明書や航空での安全指示などで使われる。
get off:始める
(比較)始める
That’s why they don’t get off to a good start.
それで良いスタートを切れないんだよ。
That’s why they don’t start well.
それがうまく始められない理由です。
That’s why they don’t begin well.
それがうまく開始できない理由です。
ChatGPT による解説です。
・get off to a good start:慣用表現化している英語らしい言い方。
★★★☆☆ 日常会話や、仕事での軽い会話にも使える。
・start well:無難で単に始めると言っているだけ。
★★★☆☆ 会話でも文章でもどちらでも使える。
・begin well:start と同じ意味だが、やや文語的で硬い感じ。
★★★★☆ 書き言葉で、学術的、論評的な文脈によく使う。
おわりに
get off は「離れる」イメージで多くの状況で使えます。
get off は、それに続く言葉と合わせて慣用表現になっているものが多くある印象です。
句動詞は文脈があって初めて意味が明確になるので、使う状況も含めて理解したいものです。
この内容が少しでも皆さんの理解と知識の助けになることを期待します。




