get up は「上がる、上げる」イメージです。
そのイメージがいろいろな状況で使え、それぞれの意味に解釈されます。
句動詞の記事の内容と例文で参考にした主なものはこちらです。
ここで紹介している句動詞は English Phrasal Vervs In Use および Cambridge English Dictionary に載っているものをベースにしています。
<文法書、辞書>
・English Grammer in Use(GIU)
・English Phrasal Verbs in Use
・Cambridge English Dictionary(Cambridge)
<英語学習サイト&Videoなど>
・ChatGPT(解説)
・YouGlish(例文)
get を使った句動詞の一覧はこちらをご覧ください。
get up の概要
get up のイメージは「上がる、上げる」で、「下から上への移動」です。
物理的にも比喩的にも使い、よく使う状況は次のものがあります。
(人が上がる)
- 起き上がる get up at seven
- 立ち上がる get up from my chair
(状態を立ち上げる)
- 立ち上げる
- 準備する get the presentation up
- 立ち上げる get up a website
- 勇気を出す get the courage up
(物理的に上に動く)
- 上に上がる get up on stage
- 到達する get up there
人が起き上がる、立ち上がるはよく使われています。
状態を上げるもの(準備するなど)はいくつか限られた状況で使われています。
物理的に上に動くものは意味が分かり易いため、句動詞としての説明はあまり見かけません。
また、もっと具体的にその行動を表わす動詞が使われるため get up の使用頻度は少なめです。
引き続いて、個々の句動詞の例文と使い方を紹介します。
get up の意味
get up:起き上がる
(起き上がる)
I woke up at six and got up.
6時に目が覚めて起き上がりました。
I used to get up at seven in the morning.
以前は朝7時に起きていました。
「起き上がる」は get up がよく使われます。wake up が目を覚ますだけに対して、get up は起きて行動し始めるイメージがあります。
get up:立ち上がる
(立ち上がる)
I got up to leave.
私は立ち上がって出て行った。
Can you please get up and make her a cup of tea?
立ち上がって彼女にお茶を入れてもらえませんか?
座っているところから立ち上がる状況で、 これも「起き上がる」と同様によく使われています。
(立ち上がる:比喩)
The important thing is that you get back up and try again.
大切なのは、立ち上がってもう一度挑戦することだ。
立ち上がるを比喩で使うこともあります。この表現は励ましや助言の文脈でよく使います。back を入れて get back up にすると、「再び立ち上がる」で強調した感じになります。
get up:立ち上げる
状態をゼロから立ち上げるタイプで、次のような意味になります。
- 準備する get the presentation up
- 立ち上げる get up a website
- 勇気を出す get the courage up
(準備する)
Let me get the presentation up.
プレゼンを準備します。
(立ち上げる)
They just want to get up a website quickly.
彼らはウェブサイトを急いで立ち上げたいだけです。
(勇気を出す)
I was trying to get the courage up.
私は勇気を奮い起こそうとしていました。
- get the presentation up は、画面やスクリーンにプレゼンを立ち上げて準備するイメージです。
- get up a website は、日本語で「ウエブサイトを立ち上げる」というのと同じ感覚です。
- get the courage up は、勇気がない状態から勇気を立ち上げて引き出すイメージです。
get up:上に上がる
(上がる)
I’m going to get up on stage.
ステージに上がります。
物理的に上に行くものです。句動詞ですが意味が分かり易いので、文法書などでの記載はあまりないようです。
get up:到達する
(get up + 具体的な対象)
I think I can get up there.
そこまで上って行けそうだ。
You have a day to get up the mountain.
山に登るのに一日かかります。
(get up to ~)
It could get up to 40 percent.
40%まで上る可能性があります。
If your idea’s that good, you’re gonna get up to the top.
アイデアが良いなら、トップに登りつめるでしょう。
get up を「到達する状況」で使うのはいくつかパターンがあり、up なので高いイメージがある場所や状況へ到達する場合です。
・grt up there は話題に出ている場所への到達で、会話ではよく使います。
・get up + 具体的な対象は、物理的な上昇に使います。
・get up to ~ は上昇してその状態に到達するもので、場所の「上への移動」には使いません。
(補足)get up to 数値(数値まで到達する)は、温度/数値/料金/割合などと相性がよく使用頻度は多めです。これ以外の物理的な上昇では get up よりも別の動詞が使われる傾向があります。
(参考)
What are you up to?
何に取りかかっているの?
What are you kids getting up to in there?
そこで何悪さしてるの?
I want to see what they get up to.
彼らが何をやらかすのか見てみたい。
be up to, get up to は「企んでいる」というニュアンスを含むことがよくあります。
get up の使い方
get up:起き上がる
(比較:起き上がる)
I used to get up at seven in the morning.
以前は朝7時に起きていた。
I used to wake up at seven in the morning.
以前は朝7時に目が覚めていた。
I used to rise at seven in the morning.
以前は朝7時に起床していました。
ChatGPT による解説です。
・get up:起き上がって活動開始まで含む感じ。
★★☆☆☆ 日常会話なら一番自然で万能である。
・wake up:「起きる」ではなく目覚めるがポイント。
★★☆☆☆ 日常会話で目覚めに焦点を当てている。
・rise:起きるという意味で get up とほぼ同じ。
★★★★☆ 文語的で格式ばった響きがある。
(注)★★★☆☆ は丁寧度の目安です。
get up:立ち上がる
(比較:立ち上がる)
I got up to leave.
私は立って出て行った。
I stood up to leave.
私は立ち上がり出て行った。
I rose to leave.
私は起立し立ち去りました。
ChatGPT による解説です。
・get up:座っていた状態から立ち上がる。
★★★☆☆ 日常会話ではほぼこれで、最も自然で日常的である。
・stand up:立ち上がるという動作に焦点がある。
★★★☆☆ 会話でも自然だが、書き言葉・描写的文脈でやや多い。
・rise:席を立つという印象がある。
★★★★☆ 小説や、会食や会議など正式な場所での描写に合う。
(立ち上がる:比喩)
The important thing is that you get back up and try again.
大切なのは、立ち上がってもう一度挑戦することだ。
The important thing is that you recover and try again.
大切なのは、立ち直ってもう一度挑戦することだ。
The important thing is that you rise again and try again.
大切なのは、再度立ち上がりもう一度挑戦することです。
ChatGPT による解説です。
・get up:転んでも立ち上がる、失敗や挫折からの回復を感じる。
★★☆☆☆ 友達への励ましでよく使う。
・recover:損失や失敗かの回復で、客観的で理性的な響きがある。
★★★☆☆ 仕事や、冷静な助言で使いやすい。
・rise again:倒れても再度立ち上がる、復活や再生の響きがある。
★★★★☆ スピーチや、文学的で詞的な表現に合う。
get up:立ち上げる
(比較:準備する)
Let me get the presentation up.
プレゼンを立ち上げます。
Let me set up the presentation.
プレゼンを設定します。
Let me prepare the presentation.
プレゼンを準備します。
Let me launch the presentation.
プレゼンを開始いたします。
ChatGPT による解説です。
・get up:画面に「すぐ映しますね」という感覚。
★★☆☆☆ 画面に表示するときで、会話的で実務的である。
・set up:プレゼンや機器の設定などでバランスがいい。
★★★☆☆ 準備を整えるときに、最も万能で使いやすい。
・prepare:事前に準備をする感じがある。
★★★★☆ 事前準備の説明や業務計画などでよく使う。
・launch:「スタートさせます」という感じ。
★★★★☆ ソフトウェア操作やオンライン会議でよく使う。
(比較:立ち上げる)
They just want to get up a website quickly.
彼らはウェブサイトを急いで立ち上げたいだけだ。
They just want to create a website quickly.
彼らはウェブサイトを急いで作りたいだけです。
They just want to build a website quickly.
彼らはウェブサイトを急いで構築したいだけです。
They just want to develop a website quickly.
彼らはウェブサイトを急いで開発したいだけです。
ChatGPT による解説です。
・get up:とりあえず立ち上げる感じ。
★★☆☆☆ get a site up は会話でよく使われる。
・create:作るという意味の一般的な言葉。
★★★☆☆ 日常会話や仕事上の文書に使える。
・build:create より実務的で、構造を組み立てる。
★★★☆☆ 技術者間の会話でよく使われる。
・develop:build より専門的で、開発する。
★★★★☆ 技術文書や専門職の響きが強い。
(比較:勇気を出す)
I was trying to get the courage up.
勇気を奮い起こそうとしていた。
I was trying to gather the courage.
勇気をかき集めようとしていました。
I was trying to summon the courage.
勇気を呼び起こそうとしていました。
I was trying to muster the courage.
勇気を振り絞ろうとしていました。
ChatGPT による解説です。
・get up:気持ちを奮い立たせる。
★★☆☆☆ 日常会話の体験談などで使う。
・gather:ばらばらの勇気を集める。
★★★☆☆ スピーチや文章表現などに自然で使いやすい。
・summon:内面から勇気を呼び起こす。
★★★★☆ スピーチや小説で、少し文学的で内省的になる。
・muster:勇気をかき集めて奮い立たせる。
★★★★☆ スピーチや文学で、強い決意を感じる。
get up:上に上がる
(比較:上がる)
I’m going to get up on stage.
ステージの上に上がろう。
I’m going to go on stage.
ステージに上がります。
I’m going to step onto the stage.
ステージに足を踏み入れます。
ChatGPT による解説です。
・get up:下から上がる動作を強調している。
★★☆☆☆ 口語的で、出演よりも下から上に移動する感じ。
・go on:「舞台に出る」の定番表現。
★★★☆☆ 出演や登場で最も一般的に使われる。
・step onto:一歩踏み出して舞台に上がる。
★★★★☆ 会話では少し丁寧、ナレーションや文章描写に合う。
get up:到達する
(比較:get up + 具体的な対象)
I think I can get up there.
あそこまで上がれると思う。
I think I can make it up there.
あそこまでたどり着けると思う。
You have a day to get up the mountain.
山に上がるのに一日かかります。
You have a day to climb the mountain.
山に登るのに一日かかります。
日常会話では get up が自然です。
・make it up も自然ですが、困難さを含み「なんとか登れそう」というニュアンスになります。
・climb は「登る」という動作が強調されます。
(比較:get up to ~)
It could get up to 40 percent.
40%まで上がる可能性がある。
It could go up to 40 percent.
40%まで行く可能性がある。
It could increase to 40 percent.
40%まで増加する可能性があります。
If your idea’s that good, you’re gonna get up to the top.
アイデアが良いなら、トップに上がるだろう。
If your idea’s that good, you’re gonna get to the top.
アイデアが良いなら、トップになるだろう。
数値が~まで上がる(到達する)は、日常会話やニュースでも出てきます。
特に、温度、数値、料金、割合などでよく使われています。
会話では go up to や reach もよく使われ、increase to は少し丁寧になります。
一方で、get up to the top のような抽象的なことにも使えますが、up のない get to the top がより自然です。
おわりに
get up は「上がる、上げる」イメージで多くの状況で使えます。
「状態を立ち上げる」ものは、和訳が「上げる」イメージと結びつきにくく理解しずらいので、個別の状況を一つひとつ覚えるのがいいかもしれません。
句動詞は文脈があって初めて意味が明確になるので、使う状況も含めて理解したいものです。
この内容が少しでも皆さんの理解と知識の助けになることを期待します。




