get into は「入り込む」イメージです。
そのイメージがいろいろな状況で使え、それぞれの意味に解釈されます。
句動詞の記事の内容と例文で参考にした主なものはこちらです。
ここで紹介している句動詞は English Phrasal Vervs In Use および Cambridge English Dictionary に載っているものをベースにしています。それに加えて、AI を利用していくつかの意味を追加しています。
<文法書、辞書>
・English Grammer in Use(GIU)
・English Phrasal Verbs in Use
・Cambridge English Dictionary(Cambridge)
<その他>
・YouGlish(例文)
・ChatGPT(解説)
・Grok(解説)
get を使った句動詞の一覧はこちらをご覧ください。
get into の概要
get into は「ある世界の内側へ入る」という超抽象的なイメージで、入り込むものによってさまざまな和訳になります。これは英語で最も一般的な句動詞の一つで、ネイティブスピーカーは日常的に使っています。(Grok)
主な状況と意味は次の通りです。
- (乗り物) :乗り込む
- (狭い場所) :入り込む
- (学校、組織):合格する
- (話題、議論):説明、議論する
- (仕事、趣味)
・中に入る :始める、入る
・入ってみる :興味を持つ
・入り込む :夢中になる - (頭、心) :気づく、心に刻む
- (気分、役柄):なりきる
- (厄介な状況):陥る
- (時代、期間):時期に入る
簡単な例文です。
- 乗り込む :get into a taxi
- 入り込む :get into this valley
- 合格する :get into high school
- 議論する :get into the debate
- ・始める :get into that job
・興味を持つ:get into the magazine
・夢中になる:get into singing - 気づく :get into my head
- なりきる :get into character
- 陥る :get into a fight
- 時期に入る:get into winter
では、それぞれの例文と使い方を紹介します。
get into の意味
get into:乗り込む
(乗り込む)
He got into a taxi.
彼はタクシーに乗り込んだ。
He got into the driver’s seat.
彼は運転席に座った。
乗り物の中に入るので、乗り込むになります。一般的に車に乗るのは get in ですが、入り込むイメージのときには get into にします。日本語の、「車に乗る(get in a car)」と「タクシーに乗り込む(get into a taxi)」のイメージの違いに似ています。
get into:入り込む
(入り込む)
You got into this valley.
この谷に入り込んだ。
I got into the editing room.
私は編集室に入った。
get into は「少し努力して入る」、あるいは「目的を持って入る」というニュアンスがあります。日常会話では、物理的な場所に入る場合は get into より get in のほうが比較的多く使われています。(Grok)
日本語の「入る」に対する「入り込む」のニュアンスの違いに似ていますね。
get into:合格する
(合格する)
I got into graduate school.
大学院に受かった。
I found out I got into Stanford.
スタンフォードに受かったことが分かった。
学校の中に入るので、試験に合格する(受かる)という意味で使われます。
get into:説明、議論する
(話題に入る)
It is what it is. So let’s get into it.
なるようになるさ。だから本題に入ろう。
We’re going to get into it a little bit.
少し詳しく説明します。
We’ll get into today’s lesson.
今日の授業に入ろう。
次の例文にも共通していますが、「始める」ことを中に入るというイメージで捉えています。日本語でも「入る」と言いますね。
get into:始める、夢中になる
(入る、始める)
How do I get into that?
どうやってそれを始めればいいの?
That’s how I got into the business.
そうやって私はその業界に入った。
(興味を持つ)
I got into natural medicine.
自然療法に興味を持つようになった。
(夢中になる、ハマる)
I just got into sports writing.
スポーツライターの仕事にハマったんです。
I got into my academic research.
私は学術研究に没頭した。
ここでは便宜上、個々の英文は「始める、興味を持つ、ハマる」などから一つの訳にしています。言葉では get into(入り込む)と言っているだけなので、文脈によって別の意味がマッチすることもあります。
get into:気づく、心に刻む
(気づく)
I don’t remember how that got into my head.
なぜそんな考えが頭に浮かんだのか覚えていない。
I’ve started to understand how much that hurt me and got into my head.
それがどれほど私を傷つけ、頭にこびりついていたのか分かり始めた。
日本語では「頭に浮かぶ、心に刻む」ですが、英語では頭に入ってくるイメージがあるようです。
get into:なりきる
(なりきる)
We’ll get into the mood.
気分を盛り上げよう。
He’d get into character immediately.
彼はすぐに役になりきった。
気分を盛り上げたり役になりきるのを、その中に入り込むイメージで捉えています。
get into:厄介な状況に陥る
(陥る)
We got into a fight once.
私たちは一度けんかになった。
We get into a lot of pain, and then we do a lot of judging.
私たちはたくさんの苦しみを経験し、そしてたくさんの判断を下します。
けんかは get into it でも通じ、けんかのことをぼかして言えるとても便利な表現です。アメリカ英語では頻出です。
get into:時期に入る
(その時期に入る)
We got into the late ’70s.
70年代後半に入った。
We got into the winter season.
冬の季節に入りました。
この意味で使っている人もいますが、get into は趣味や仕事に入る時に使うのが一般的で、こういう言い方はあまりしません。
ちなみに「冬に入った」は次の言い方が自然です。
・We’re into winter now.(冬に入ったね)
・Winter’s here. (冬が来た)
get into の使い方
ここからは、意味の説明で使った例文を用いて使い方を説明します。また、get into は文脈から解釈される意味ではなく、直訳に近いものにしています。
句動詞は一般的に日常会話向きです。対応する1語の動詞や使い方を知っていれば、状況に合う自然な表現ができます。
get into:乗り込む
(比較:乗り込む)
He hopped in a taxi.
彼はタクシーに飛び乗った。
He got into a taxi.
彼はタクシーに乗り込んだ。
He took a taxi.
彼はタクシーを利用しました。
He entered a taxi.
彼はタクシーに乗車しました。
Grok を参考にした ①意味、②丁寧度(★☆)、③よく使う状況 です。
・hop in:生き生きとしていて、軽快に飛び乗る感じ。
★☆☆☆☆ 日常会話ではとてもよく使われる。
・get into:乗り込む感じで hop より丁寧。
★★☆☆☆ バランスがよく仕事仲間でも気軽に使える。
・take:乗る動作より、使ったという結果を重視。
★★★☆☆ 中立的で日常から仕事まで幅広く使える。
・enter:改まった感じで動きを客観的に述べている。
★★★★☆ 報告書や調査資料には適切である。
get into:入り込む
(比較:入り込む)
I went into the meeting room.
会議室に入った。
I got into the editing room.
会議室に入り込んだ。
I walked into the meeting room.
会議室に歩いて入りました。
I entered the meeting room.
会議室に入場しました。
Grok を参考にした ①意味、②丁寧度(★☆)、③よく使う状況 です。
・go into:単に入ったという自然な表現。
★★☆☆☆ 日常会話で一番おすすめ。
・get into:入り込んだという何かの状況を感じる。
★★☆☆☆ 苦労して、又は目的を持って入るときに合う。
・walk into:歩いて入ったという動作が明確で使いやすい。
★★★☆☆ 歩いて入った時にはとても自然。
・enter:入場したという、ちょっと堅い感じ。
★★★★☆ 仕事のメールや報告書、小説でよく使われる。
get into:合格する
(比較:合格する)
I got into grad school.
院に入り込んだ。
I got accepted to grad school.
院に受け入れられた。
I’m going to grad school next year.
来年院に行きます。
I’ve been accepted to graduate school.
大学院に受け入れられました。
Grok を参考にした ①意味、②丁寧度(★☆)、③よく使う状況 です。
・get into:試験に受かったイメージ、grad がより砕けた感じ。
★☆☆☆☆ 親しい間での雑談。
・get accepted:受け入れられたという丁寧さがある。
★★☆☆☆ 友達や同僚に少し丁寧に伝えたいとき。
・be going:合格したことを伝える自然な表現。
★★☆☆☆ 日常会話、同僚などへの報告で一番多い。
・be accepted:受け入れられたという 受け身+完了形 でより丁寧になる。
★★★★☆ ビジネスメール・報告書に合う。
get into:説明、議論する
(比較:話題に入る)
Let’s dive in.
さあ、飛び込もう。
Let’s get into it.
さあ、入り込もうぜ。
Let’s get started.
始めましょう。
Let’s move on to it.
次に進みましょう。
Let’s proceed with the discussion.
議論を続行させましょう。
Grok を参考にした ①意味、②丁寧度(★☆)、③よく使う状況 です。
・dive in:飛び込むという言葉で、力強く始めようという感じ。
★★☆☆☆ 動画やブログ、授業やプレゼンを気軽に始めるとき。
・get into:本題に入ろうという、直接的で親しみやすい。
★★☆☆☆ 友人同士の会話、英会話レッスンなど。
・get started:無難で自然であり、バランスがいい万能型。
★★★☆☆ プレゼンや打合せなどの開始に最もおすすめ。
・move on:次に移ろうという流れを作る。
★★★☆☆ 長い議論の途中や、プレゼンで話題を変えるとき。
・proceed:かなり丁寧であり、事務的で真面目な感じ。
★★★★★ 公式会議、報告書、公式な場所など。
get into:始める、夢中になる
(比較:入る、始める)
That’s how I ended up in this job.
それでこの職に入ってしまった。
That’s how I got into the business.
それでこの仕事に入り込んだ。
That’s how I started in the business.
それでこの仕事を始めました。
That’s how I entered this line of work.
それでこの分野に参入しました。
This is how I first became involved in the industry.
これで、私が初めてこの業界に関わるようになりました。
Grok を参考にした ①意味、②丁寧度(★☆)、③よく使う状況 です。
・end up:たまたまこうなったという人間味のある感じ。
★★☆☆☆ 友人との会話、日常的な自己紹介など。
・get into:どうやって入ったかという直接的な言い方。
★★☆☆☆ 日常会話、軽い仕事関係者との会話。
・start:バランスが良く、始めたきっかけを直接的に伝える。
★★★☆☆ 普通の会話、プレゼン、インタビューなど。
・enter:既にある業界に入っていく感覚がある。
★★★☆☆ 仕事関連での会話、面接、記事など。
・involve:かなり丁寧、客観的で真面目な印象。
★★★★☆ 面接や正式な場面、記事やプロフィールなど。
(補足)job, business, line of work, industry も丁寧さを合わせています。
(比較:ハマる)
I kinda got hooked on natural medicine.
自然療法にすっかりハマってしまった。
I got into natural medicine.
自然療法に入り込んだ。
I became interested in natural medicine.
自然療法に興味を持つようになりました。
I became involved in natural medicine.
自然療法に関わるようになりました。
Grok を参考にした ①意味、②丁寧度(★☆)、③よく使う状況 です。
・hook:ハマったという軽快で親しみやすい感じ。
★☆☆☆☆ 友人との雑談、ブログなど。
・get into:きっかけを気軽に話すのに適している。
★★☆☆☆ 日常会話や軽い自己紹介。
・interest:興味を持ったという中立的で穏やかな表現。
★★★☆☆ インタビューや丁寧な自己紹介など
・involve:関わるようになったという積極的な参加感がある。
★★★★☆ 面接、正式な場面、記事、プロフィール
get into:気づく、心に刻む
(比較:気づく)
No idea how that popped into my head.
なぜ頭に浮かんだのか分からない。
I don’t remember how that got into my head.
なぜ頭に入り込んだのか覚えていない。
I’m not sure how that thought entered my mind.
なぜそんな考えが心に入ったのか確かではありません。
I am not certain how that concept arose in my mind.
なぜそんな概念が心に生じたのか確信が持てません。
Grok を参考にした ①意味、②丁寧度(★☆)、③よく使う状況 です。
・pop into:頭の中で弾ける感じで、軽快でユーモアを含む。
★☆☆☆☆ 日常会話や友人との雑談など。
・get into:頭に入ってきたという素直な感じ。
★★☆☆☆ 一番自然で日常的に使われる。
・enter:入った事実を客観的で中立的に言っている。
★★★☆☆ 物語や丁寧な説明、書き言葉。
・arise:概念が生じたという知的で客観的な感じ。
★★★★☆ 正式なスピーチ、哲学的な議論、論文など。
(補足)no idea から I am not certain までの前半部分も、丁寧さを合わせています。
get into:なりきる
(比較:なりきる)
He’d jump right into character.
彼は迷わず役に飛び込んじゃう。
He’d dive straight into character.
彼はまっすぐに役に飛び込む。
He’d get into character immediately.
直ちに彼は役に入り込みました。
He would immediately assume the character.
彼は直ちに役になりきります。
Grok を参考にした ①意味、②丁寧度(★☆)、③よく使う状況 です。
・jump into:即座に飛び込むという勢いとスピード感が強い。
★☆☆☆☆ 気軽な会話やブログなど。
・dive into:深く飛び込むという、jumpより勢いが強調される。
★★☆☆☆ 演技の話やインタビューなど。
・get into:演技用語として定番で自然。
★★★☆☆ 一般的な会話、俳優のエピソード紹介など。
・assume:丁寧で文学的な表現で、専門的な印象がある。
★★★★☆ 正式な場面、劇の評論や論文など。
get into:厄介な状況に陥る
(比較:陥る)
We got into it once.
私たちは一度やりあったよね。
We got into a fight once.
私たちは一度けんかしたね。
We had a fight once.
私たちは一度けんかがありました。
Grok を参考にした ①意味、②丁寧度(★☆)、③よく使う状況 です。
・get into it:けんかをぼかして言う遠回しな表現。
★★☆☆☆ 友人同士の会話や気軽な雑談など。
・get into:けんかを直接的に使うが、口語らしい自然さがある。
★★☆☆☆ 友人・家族との会話、軽いアピールなど。
・have:中立的で、バランスが良い。深刻すぎず軽すぎない。
★★★☆☆ 日常会話、ブログやインタビューなど。
おわりに
get into は「入り込む」で「ある世界の内側へ入る」という超抽象的なイメージで使われています。
入り込むものによってさまざまな和訳になります。そのため get into は中に入り込むイメージで理解するのがいいでしょう。
句動詞は文脈があって初めて意味が明確になるので、使う状況も含めて理解したいものです。
この内容が少しでも皆さんの理解と知識の助けになることを期待します。




