前置詞の基本は位置関係を表します
その中で of は、位置のイメージがはっきりしません
同じ語源の off と比較すると少し分かりやすくなります
off が完全に離れるのに対して of はつながりが残っている状態です
of は本体の一部/全部、またはつながりがあるもののイメージになります
前置詞の意味は、辞書と文法書に載っているものをベースに再分類しました
前置詞の記事の内容と例文で参考にした主なものはこちらです
<文法書、辞書>
・English Grammer in Use(GIU)
・Cambridge English Dictionary(Cambridge)
・新英和中辞典:研究社(辞書)
<英語学習サイト&Video>
BBC Learning English (BBC Learning)
EnglishClass101 (EC101)
English with Lucy
mmmEnglish
engVid
<その他>
YouGlish(主に例文に利用)
ネイティブのYoutuberなど
真・英文法大全(関正生 著)
一億人の英文法(大西泰斗 著)
実践ロイヤル英文法(綿貫陽 著)
記載内容の信頼性のために、情報源の名称や略称などを記述している所があります
はじめに
of は名詞を補い説明を追加する形でよく使われます
また、動詞や形容詞にも続きます
それぞれ別々に分類して整理すると理解が容易になります
前置詞 of の使い方
- of の使い方1:名詞 of 名詞
(部分 of 全体、全体 of 構成物) - of の使い方2:動詞 of 本体
(know of, think of, made ofなど) - of の使い方3:形容詞 of 対象
(afraid of, sure of, proud ofなど)
名詞 of 名詞 の詳細
まず、①名詞 of 名詞 をもう少し詳しく説明します
これはさまざまな部分、量、グループを示す場合にとても一般的です。
名詞 of 名詞では、両者の関連で意味が決まります
多くの場合、of に続く名詞は全体(本体)を示しています
部分 of 全体(本体)
of は部分と全体の関係やつながりを示します
このつながりに多くの意味があり、所有や所属、関連などと表現されたりします
部分と本体とのつながりの主な内容は次のものです
本体との関連 | 例文 |
---|---|
もの(所有) | a friend of mine 私の友達 |
部分(所有) | the rings of Saturn 土星の環 |
全体の中で | worst of all 全ての中で最悪 |
分量 | hundreds of people 数百人 |
場所 | the top of his head 頭のてっぺん |
行動 | the arrival of a train 電車の到着 |
気持ち | the joy of family 家族の喜び |
結果(状態) | out of date 時代遅れ |
特徴(状態) | the skill of writing 書く技術 |
関連 | a map of the area 地域の地図 |
分部と本体のイメージが逆のこともあります
主に、本体とそれの構成物や材料を示すときに逆の順番になります
全体(本体) of 構造物
本体との関連 | 例文 |
---|---|
構成物 | a book of art 芸術の本 |
構成物(材料) | a land of ice and snow 氷と雪の国 |
状態(形容詞句) | a life of charm 魅力的な人生 |
ここまで示した例のように、二つのものの組み合わせの多くは of で一つの名詞句にする事ができます
名詞 of 名詞 の構造的な見方
名詞 of 名詞 で、前後の名詞の構造的な関係がどうなっているか確認してみます
- the rings of Saturn 土星の環
- the appearance of the Internet インターネットの登場
- the development of medicine 薬の開発
- the concept of being happy 幸せになるという概念
- an issue of importance 重要な問題
説明
① 所有格 Saturn has rings(土星は輪を持っている)なので所有格です
② 主格 The Internet appeared.(インターネットが登場した)の意味なので主格です
③ 目的格 (They) developed medicine.(薬を開発した)の意味なので目的格です
④ 同格 happy(幸せ)とconcept(概念)に関連はなく別々のものなので同格です
⑤ 形容詞句 an important issue(重要な問題)のように形容詞で表現できるので形容詞句です
「名詞 of 名詞」の of はいろいろな関係で二つの名詞を結びつけます
どの関係になっているか考えると、意味を理解しやすくなります
日本語でも次のように動詞を使った文を一つの名詞句にして話すことはよくあります
・(動詞句)「インターネットが登場した」ので
・(名詞句)「インターネットの登場」により
文脈によって適する表現にするのは、日本語でも英語でも同じです
of の使い方1(部分 of 全体)
それそれの意味(関連)別に例文を集めました
所有
She is a friend of mine.
彼女は私の友人です
The rings of Jupiter is beautiful.
木星の輪が綺麗ですね
As a boy, he’d loved the novels of H.G. Wells.
少年の頃、彼は H.G. ウェルズの小説が大好きでした
(比較)
The color of his tie matches his suit.
彼のネクタイの色は彼のスーツと合っています
He wore a tie of many colors.
彼はたくさんの色のネクタイをしていました
日本語でも話の展開で、「ネクタイの色」や「多くの色のネクタイ」のように、ネクタイと色の順序を変えて話すことができます
英語の of も同じような使い方ができます
全体
He’s the best looking of the three brothers.
彼は三兄弟の中で一番容姿がいい
3兄弟が比較の対象を示しています
The three of us went there.
私たち3人がそこに行った
I liked the green one best of all.
私は緑が一番気に入りました
The blue whale is the largest of all the animals.
シロナガスクジラはすべての動物の中で最大です
(参考)
Your score will be out of 8!
スコアは8点満点です
得点は8点の中から出てくるので、日本語らしく言うと8点満点になります
(注)この場合の out of は前置詞ですが of 8 が全体を示しているので参考例文にしました
量、数値、特定の単位
We can get a glass of wine.
ワインを一杯いただけます
I have two pieces of advice.
アドバイスが2つあります
He is one of my favourite comedians.
彼は私の大好きなコメディアンの一人です
I’ve interviewed hundreds of people.
何百人もの人にインタビューしてきた
We know we’ve got a lot of work to do.
やるべきことがたくさんあることは分っている
I’m a bit short of money. Can you lend me some?
ちょっとお金が足りないんです。いくらか貸してもらえますか?
None of this is going to be easy.
どれも簡単なことではありません
Most of the students passed the test.
ほとんどの学生は試験に合格した
I just have about a kilo of flour here.
小麦粉が約1キロあります
位置
I left the book on top of my desk.
私は本を机の上に置いたままにしました
There’s parking space in front of the hotel.
ホテルの前に駐車スペースがあります
Disneyland Paris is located 32 km east of the center of Paris.
ディズニーランド パリは、パリ中心部から東に32kmの場所にあります
行動
Please take care of him.
彼の世話をしてください
This is about the invention of the the internet.
これはインターネットの発明についてです
We watched the changing of the guard at Buckingham Palace.
バッキンガム宮殿の衛兵交代式を見ました
気持ち
You seem like you’re making fun of her.
あなたは彼女をからかっているようですね
You know my love of coffee.
私のコーヒー好きはご存知でしょう
I’m going to ask a favor of you.
お願いがあります
a favor of you を直訳し「あなたの好意」にすると of のイメージが見えてきます
状態
What is the meaning of life?
人生の意味とは何でしょうか?
What you believe is out of date.
あなたが信じているものは時代遅れです
It is the problem of scale.
それは規模の問題です
Finally, develop the skill of relaxation.
最後に、リラックスするスキルを身につけます
関連、について
Speaking of Elizabeth, here she is.
エリザベスと言えば、こちらです
Speaking of lasagna, why don’t we give this a try?
ラザニアと言えば、これを試してみませんか?
He bought a map of the area so that he wouldn’t get lost.
彼は迷子にならないようにその地域の地図を買った
(年齢:比較)
He’s twenty years old.
彼は20歳です
He’s twenty years of age.
彼は20歳の年齢です
She could read by the age of five.
彼女は年齢が5歳までに読むことができました
普通は年齢に of は使いません
でも、日本語でも「その年齢だ」とか、「年齢は5歳だ」と強調することがあります
後ろの2つの例のように、英語でも同じことが of を使って表現することができます
繰り返しますが、この年齢の例のように of の前後が逆にできるものはいくつかあります
みんなが使っている言葉がルールになるので、このあたりは慣れるしかなさそうです
of の使い方2(全体 of 構成物)
構成物1
I like to read stories of adventure.
私は冒険小説を読むのが好きだ
It was a land of marvels and surprises.
それは驚異と驚きの国でした
It’s a lot easier to find a bag of chips.
ポテトチップスの袋を見つけるのはずっと簡単です
Would you like to phone a bunch of friends?
たくさんの友達に電話したいですか?
This is a book of all the trees of the world.
これは世界のすべての木を集めた本です
A sulk is a feeling of hurt with another person.
不機嫌とは、他人に対して傷ついた感情です
(比較)
You’ll just see a forest of pine trees.
すぐに松林が見えてきます
Coral’s kind of like the trees of a forest.
サンゴは森の木々に似ています
forest と trees の順番が逆転しています
言いたいことが林(forest)か木(trees)かの違いです
構成物2(抽象名詞)
of 以降の構成物が抽象名詞だと、形容詞の意味になることが多くあります
This is an issue of great importance.
この問題は大変重要である
I would like to learn more about a new area of interest.
新しい興味のある分野についてもっと学びたいです
of の使い方3(動詞 of 本体)
動詞に続くときは of の「関連がある」イメージから、いくつかの派生した意味になります
I believe every person is of value.
私はどんな人にも価値があると信じています
Let me know if I can be of any help.
お役に立てることがあれば連絡してください
これらは of+抽象名詞で形容詞の意味になっています
慣用句:of cource(もちろん、当然のこと、そうか!)について
course(コース、進行)の通りという形容詞的な意味からきていると想像できます
(関連)
My favorite story is of a woman named Olivia.
私の一番好きな物語はオリビアという女性の話です
be動詞に続いていますが、直前にある story を省略しています
(関連)
I know of him.
彼のことを知っている
He spoke of the book.
彼は本のことを話した
I’m always thinking of you.
いつも君のことを思っている
We complain of incessant chatter.
私たちは絶え間ないおしゃべりに不平を言います
They remind of a person I loved very much.
彼らは私がとても愛した人を思い出させます
後半でもう少し詳しく説明しています
(原因、要因、材料)
He died of cancer.
彼は癌で亡くなりました
She went of her own accord.
彼女は自分の意志で行きました
The internet is made of people.
インターネットは人でできています
The rings consist of ice, rocks and dust.
リングは氷、岩、塵で構成されています
(関連を残して離れる)
He is independent of his parents.
彼は両親から独立しています
They were robbed of all their savings.
彼らは貯金をすべて奪われました
They have been deprived of food or health care.
彼らは食事や医療を受けられませんでした
これらを「分離」と説明されることもあります
離れても家族や所有物、必要なものだという関連は残っています
off が完全に離れるのに対し、of は離れても関連が残っているものに使います
of の使い方4(形容詞 of 対象)
形容詞に of が続く例文を集めました
① I’m proud of you.
あなたを誇りに思う
② I’m fond of music.
音楽が好きだ
③ I’m sure of your success.
君の成功を確信しているよ
④ The best part is that admission is free of charge.
一番の魅力は料金が無料なことです
⑤ We are no longer afraid of the dark or what’s to come.
私たちはもう暗闇やこれから起こることを恐れません
形容詞に続くときは、「of 名詞」で名詞そのものを示しているイメージです
① 誇りに思うもの:あなた
② 好きなもの:音楽
③ 確信するもの:君の成功
④ 無料のもの:料金
⑤ 恐れるもの:暗闇
(比較)
It’s so kind of you to help me.
手伝っていただいてとてもご親切に
They have some kind of relationship.
それらにはある種の関係があります
kind は形容詞なら親切、名詞なら種類などの意味になります
イディオムとして kind of を使うこともあります
(参考)
It can be the reason for success instead of failure.
それは失敗ではなく成功の理由になる可能性があります
instead は副詞ですが形容詞と同じような意味です
・代わりにされるもの:失敗
形容詞に名詞が直接続くと、その名詞を修飾します
形容詞 of 名詞、だと名詞そのものを示しているイメージです
他の主な前置詞と比較してみます
・(at, on, in) 名詞:その場所
・to 名詞:目的地
・for 名詞:その方向
・from 名詞:起点
ほかの前置詞に比べて、形容詞の内容=名詞 になるときは of がしっくりします
of の使い方5(その他)
月、時間、距離で次のような使い方があります
(月)
Today is the first of April.
今日は4月1日です
I’m gonna be 30 years old at the end of March.
3月末で30歳になります
You have to sign up before the 21st of September.
9月21日までにお申し込みが必要です
月は on のイメージですが、このような of の使い方もあります
(以内:within)
We live within a mile of the school.
私たちは学校から1マイル以内に住んでいます
She came within two seconds of beating the world record.
彼女は世界記録を破るまであと2秒以内に迫りました
within+(時間/距離) of の形で、その時間以内、その距離以内を表します
例文はここまでです
このあとは使い方の説明になります
所有格の of
所有格と of の使い分け
英語の所有格はいくつかのパターンがあります
- 所有格(’s)を使う
Joe’s hat などで人や動物に使う - 所有格(’s)を使わない
the door handle などで一つの物に使う - 前置詞 of を使う
a picture of London などで別々の物の関連に使う
どれにするかは一般的なルールがあります
① 所有格(’s)を使う
人や動物関連は所有格(’s)を使います
人関連で、国や人のグループ、組織も含まれます
その他に天体や星、数関連(時間、距離、金額など)も使います
(人)
Joe’s hat
ジョーの帽子
Olivia’s birthday
オリビアの誕生日
(代名詞)
my car
私の車
his money
彼のお金
ご存じの通り代名詞は所有格を使います
(動物)
the cat’s paw
猫の足
the horse’s tail
馬のしっぽ
(国、組織など)
Japan’s future
日本の未来
the company’s stock
会社の株式
(天体)
Jupiter’s moons
木星の月
the universe’s age
宇宙の年齢
(数関連)
ten minutes’ walk
徒歩10分
today’s newspapar
今日の新聞
ジョーの帽子、猫の足のような所有物や体の一部などでは所有格(’s)が普通です
② 所有格を使わない
普通、物には所有格は使いません
the desk drawer
机の引き出し
the door handle
ドアハンドル
the store window
ショーウィンドウ
the kitchen table
キッチンテーブル
机の引き出しやキッチンテーブルは一つの物やその一部です
物には所有格(’s)を使わず名詞を続けるのが普通です
③-1 of を使う所有格1
(代名詞)
a friend of mine
私の友達
a cousin of his
彼のいとこ
of のうしろは、代名詞の所有格ではなく所有代名詞です
名詞 of 所有代名詞
the hero of the film
映画の主人公
the rings of Saturn
土星の環
これらは of を使わないで所有格(’s)でも大丈夫です
my friend
his cousin
the film’s hero
Saturn’s rings
of を使うと少し堅苦しい印象があります
先に説明した人や動物の所有物は所有格(’s)が普通です
その中の一部は両方使えるものもあります
a friend of mine と one of my friends の違い
・a friend of mine は my friend と同じで、「私の友達」
・one of my friends は「私の友達の中の一人」
同じ意味だけどニュアンスが少し変わります
日本語でも表現を豊かにするために、同じような意味でも違う表現ができるのと似ています
③-2 of を使う所有格2
二つの物の関連を示す場合は of を使います
a series of steps
一連のステップ
an example of that
その例
one of the reasons
理由のひとつ
a picture of London
ロンドンの写真
the notion of freedom
自由という概念
the center of the universe
宇宙の中心
the power of the individual
個人の力
the design of the inner spaces
内部空間のデザイン
a way of changing our environments
私たちの環境を変える方法
the usual question of how to pay for it
支払い方法についてのよくある質問
名詞句 of 名詞句
正確には of は名詞句をつなぐので長い表現にもなります
the tail of that great beast
あの大きな獣の尻尾
動物は普通は所有格(’s)を使いますが that great beast のように長くなると of も使います
所有格 of の使い分けの比較
比較1
a coffee cup
コーヒーカップ
a cup of coffee
カップ一杯のコーヒー
a cup of silver
銀のカップ
a cup of silver は a cup made of silver の made を省略したものです
無限の状況を限られた言葉で表現するので、文脈で意味を判断する必要があります
a shopping bag
買い物用バッグ
a bug of shopping
買い物のバッグ
どちらも言えますが、意味が変わります
shopping bug は空のバッグ、of を使うと中に買ったものが入っているイメージになります
コーヒーカップも同様です
a coffee cup:コーヒー用のカップ
a cup of coffee:一杯のコーヒー
カップとコーヒーのどちらがメインかで使い分けています
比較2(形容詞的)
私の人生の物語
my life story
the story of my life
街の中心部
the city center
the center of the city
リンゴの木
an apple tree
a tree that has apples
名詞を2つ続けて一つの物を表わしたものです
・1つ目の名詞は形容詞的な役割をします
・2つ目の名詞が言いたいものです
of を使うと前の名詞が言いたいもので、of のあとが説明(形容詞的)の役割になります
重要な問題
an important issue
an issue of importance
これらはあまり意味の違いはありません
両者を比較すると、of+名詞 が形容詞のような意味になっていることが分かります
所有格の再確認
- 所有格(’s)を使う
Joe’s hat などで人や動物に使う - 所有格(’s)を使わない
the door handle などで一つの物に使う - 前置詞 of を使う
a picture of London などで別々の物の関連に使う
これは多くの人が自然に感じる使い方で一般的なルールです
of を使う/使わないは、状況や文脈しだいです
動詞ではなく名詞句にするとか、何かを強調するために of を使ったりします
一般的なルールは理解しておきたいものです
でも、使い方はルールで決まるのではなく文脈(context)で決まります
個々の使い分けは、ネイティブの生の会話や文章で慣れるのが効果的な学び方の一つです
数量や単位を表わす of
数量や単位は of の代表的な使い方の一つです
We can get a glass of wine.
ワインを一杯いただけます
I have two pieces of advice.
アドバイスが2つあります
Come in! Have a cup of coffee with me!
入って! 一緒にコーヒーを飲もう!
He is one of my favourite comedians.
彼は私の大好きなコメディアンの一人です
I’ve interviewed hundreds of people.
何百人もの人にインタビューしてきた
We know we’ve got a lot of work to do.
やるべきことがたくさんあることは分っている
She won a number of awards.
彼女は多くの賞を獲得した
I bought her a bunch of flowers for her birthday.
私は彼女の誕生日に花束を買いました
The majority of people would benefit from this idea.
大多数の人はこのアイデアから恩恵を受けるでしょう
None of this is going to be easy.
どれも簡単なことではありません
I know both of these vowel sounds are really hard.
これらの母音は両方とも本当に難しいことは知っています
Most of my friends can speak English.
私の友達のほとんどは英語を話せます
We can look at almost all of the decisions.
ほぼすべての決定を確認できます
most は代名詞になるので most of にできます
almost は副詞なので almost all of the のようになります(all は代名詞)
most, all を形容詞として most friends, all decisions にもできます
I just have about a kilo of flour here.
小麦粉が約1キロあります
About a third of a cup of peanuts into a half cup of oil.
約3分の1カップのピーナッツをカップ半分のオイルに入れます
a third of a cup of のように of が複数続くこともあります
この a third は1/3です。
数量を表わすときは単数と複数の使い分けに注意が必要です
不定代名詞の使い分けはこちらにまとめています
of と about の使い分け
- (なし):本人
- of :存在、本人のこと
- about :周りのこと
know
I know Shohei.
(大谷)翔平を知っています
I know of Shohei.
翔平のことを知っています
I know about Shohei.
翔平について知っています
それぞれ次のような意味になります
前置詞なし:知り合いで直接知っている
of :知り合いではないが野球で活躍していて名前は知っている
about:東北出身とか、二刀流で活躍しているとかの周りのことを知っている
of は本人ではないけど本人のことで、本人からつながっているイメージです
about は本人のことではなく、本人関連などで少し離れたイメージです
このイメージを理解しておけば、他の動詞でも使い分けが簡単になります
think
(人)
I think of you.
あなたのことを考えている
I think about you.
あなたについて考えている
of :相手の存在を感じ相手の顔を思い浮かべている
about:相手がどんな人で何をするかなどを考えている
恋人同士だとどちらを言われたいですか?
あなたのことを(of)でしょうね。
職場の上司だったらどうでしょうか?
あなたについて(about)だと昇進させようとか考えているかもしれません
I think you. とは言いません
I think of you. が普通です
日本語でも同じような感覚です
「あなたを考えている」は少し不自然です
「あなたのことを考えている」が普通です
相手そのものではなく、相手の存在を意識している感じです
know と比較してみます
I know Shohei.
I know of Shohei.
「(大谷)翔平を知っている」は本人を知っています
「翔平のことを知っている」は本人ではなく存在を知っている感じです
繰り返しますが、これらの感覚が of のイメージ作りに役立ちます
(もの)
I think of an idea.
案を思いつく
I think about this idea.
このアイディアについて考える
of :アイディアその物を考えている
about:アイディアの良し悪しなどを考えている
speak
He spoke of the book.
彼は本のことを話した
He spoke about the book.
彼は本について話した
of と about が同じような意味になることもあります
どちらも同じような意味ですが、本の内容ではなく関連する話なら about が合います
of と from の使い分け
(材料)
Her earrings were made of gold.
彼女のイヤリングは金でできていました
The wine is made from grapes.
ワインはブドウから作られます
元の材料が分かれば of、分からなければ from です
(原因)
He died of cancer.
彼は癌で亡くなりました
He died from cancer.
彼は癌がきっかけで亡くなりました
直接の原因だと考えていれば of、起点となる原因なら from です
of と from の使い分けはこちらの詳しくまとめています
おわりに
of は人によってさまざまな説明がされています
ここでの説明も他の説明と違った見方をしています
いろいろな解釈は of の使い方を覚える語呂合わせのようなものです
自分が納得できるものを選ぶのが一番です
この内容が of の使い方の習得に役立つことを期待します