will と would 意味の違いと使い方(未来、推量、仮定)

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will と would の違いと使い方

助動詞 will と would の使い方を、例文をベースに説明します

助動詞の記事の内容と例文で参考にした主なものはこちらです

今回の例文と解説は、できる限りネイティブか専門家のものをベースにしています
<文法書、辞書>
・English Grammer in Use(GIU)
・Cambridge English Dictionary(Cambridge)
・ロングマン現代英英辞典
・新英和中辞典
<英語学習サイト&Video>
・BBC Learning English
・English with Lucy
<その他>
・YouGlish
・英語の法助動詞(中野清治 著)


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目次

will, would の使い方の分類と時制について

分類

will と would は意志を示す言葉です
「する意志がある」なので未来のことを表します
理解しやすくするため、このあとの例文は次のように分類しています

未来

  • 未来に起きること
  • 自分の意志ですること
    (約束・承諾・主張・選択など)
  • 他人がすること
    (願望・主張・固執・命令・規則など)
  • しない/できない(否定形
    (拒絶など)
  • 相手に確認疑問形
    (確認・依頼・お誘い)

推量

  • 推測・予想・予測・確信
    (現在・過去・未来)
  • ものの潜在的能力

反復行為・習性(これからも起きる)

  • ・習慣
  • 一般的に正しいと思うこと
  • ものの習性

仮の話(would)

  • 仮定法
  • 想像の話

慣用表現(would)

この分類は、新英和中辞典とロングマン現代英英辞典をベースにまとめました

時制について

助動詞は時制と関係なく使われることが多いので、ここで確認しておきます

文法的には would は will の過去形です
でも would は時制に関係なく、次のようなときに使われます
・控えめで丁寧な話
しないことを想定している

willと比べると次の通りです

スクロールできます
意味willwould
未来未来
強い意志(するつもり)
相手に確認(疑問形)
時制の一致
弱い意志(しないかも)
丁寧な依頼
推量正しいと思っている
推測(している)
正しいけど違うかも
推測(していない)
反復行為癖、習慣、習性
迷惑な習慣
過去の習慣
非難したい行動
仮の話仮定法(していない)
想像の話(していない)
慣用表現慣用表現(I’d likeなど)

説明だけでは分かりにくですね
例文を見れば、少しは理解しやすくなります

will, would の例文

未来・これから起きること(自分、他人など、相手)

未来

I will graduate next month.

私は来月卒業します

He will be 22 next week.

彼は来週22歳になります

Will you be at home tonight?

今夜ご在宅ですか

What time will she arrive?

彼女は何時に到着するのでしょうか

I hope they won’t be late.

私は彼らが遅れないことを望む

自分の意志(未来)

I will do my best!

全力を尽くします! (主張)

I’ll call you tonight.

今晩電話します (約束)

All right, I will do so.

よろしい、そうしましょう (承諾)

Enjoy your trip!

旅行を楽しんでね

Will do.

了解!

I will enjoy my trip.

旅行を楽しんできます

I’ll never forget meeting you.

あなたとの出会いは忘れられない

I WILL go, no matter what you say.

あなたが何と言おうと、私は行く!

意志の強さは、状況や文脈で判断することになります

自分の弱い意志(would

So, I would say, “Go for it,” even if you’re nervous.

だから、緊張していても「頑張れ」と言いたい

弱い意志には would を使います
will と would の使い分けの明確な区切りはありません
自分がするつもりか、しないかもと思うかの気持ちしだいです

意志の強さだけではなく、控えめに話したいときにも使えます
will は直接的できつく感じるのに対し、would は控えめで柔らかく感じます

(できること vs できないこと)

I‘ll stay a little longer. I’ve got plenty of time.

もう少し居よう。時間は十分ある

I‘d stay a little longer. But I really have to go now.

もう少し居たい。でも行かないといけない

できるときは will、できないときは would を使います(GIU)

他人(自分以外)がするもの

Tom will buy the car.

次のどの意味が正しいでしょうか?
・トムはその車を買います(未来)
・トムはその車を買うだろう(推測)
・トムはその車を買うはずだ(強い意志)

正解は?

全て正しいです
状況や文脈で、伝わる気持ちが変わります
・ディーラーと交渉しているらしい
・その車が好きそう
・いつも買いたいと言っている
このような状況しだいです

日本語は、動詞の活用により「ます、だろう、はずだ」のような言葉を続けるのが特徴です
英語と日本語の違う部分であり、難しく感じる要因の一つですね
英語の意味がうまく理解できないとき、日本語の動詞の活用を当てはめてみるのも一つの方法です

You will be fluent one day.

いつか流暢に話せるようになるよ

The baby won’t eat anything.

赤ちゃんが何も食べません

The work will be shown in a display here.

作品はこちらで展示します

(強い意志:命令)

You will do as I say.

あなたは私が言うとおりにしてください

All the staff will attend the meeting.

すべてのスタッフは会議に出席するように

Will you be quiet!

静かにしてください

Shut the door, will you?

ドアを閉めてください

Will you two please stop fighting!

二人とも喧嘩をやめてくれ!

話の内容によっては、強い意志で命令のようになります
will you のように疑問形でも言えます

しない/できない(否定文)

I won’t care what you say.

君がなんと言おうが気にしない

He won’t listen to me.

彼は私の言うことを聞こうとしない

I knocked at the door, but she wouldn’t let me in.

ノックをしたけど、彼女は入れてくれなかった

(比較)

This window doesn’t open.

この窓は開きません(現在の事実)

This window didn’t open.

この窓は開かなかった(過去の事実)

This window won’t open.

窓がどうしても開かないんだ

This window wouldn’t open.

窓がどうしても開かなかった

単に事実を伝えるときは助動詞は使いません(dosen’t, didn’t)

開けようとしていても開かないときは won’t になります
開けようとしたが開かなかったときは、過去形の wouldn’t です
助動詞を使うと、単に事実だけではなく気持ちがこもります

時制の一致(would

(比較)

You will be fluent one day.

いつか流暢に話せるようになるよ

When you started learning English you knew you would be fluent one day.

あなたは英語を学び始めたとき、いつか流暢に話せるようになると思っていましたね。

No way! The car won’t start.

ありえない!車が動かない

I was annoyed because the car wouldn’t start.

車が動かなくてイライラしたよ

(過去の話)

I decided I would do it again.

もう一度それをやろうと心に決めた

I would have phoned you, but there wasn’t time.

私はあなたに電話しようとしたが、時間がなかった

(間接話法)

My teacher said he would teach us how to use would.

先生が、would の使い方を教えてくれると言っていました

過去に聞いた話なので過去形です
相手が話したことも時制の一致で過去形になります

相手に確認(疑問形)

(確認・指示・依頼)

Will you do me a favor?

お願いがあるのですが?

Will you help us do this?

これを手伝ってくれませんか?

Will you go there tomorrow?

明日そこへおいでになりますか?

Will you help me design my life?

私の人生設計を手伝ってくれませんか?

So how will you answer the phone in English?

では、英語でどのように電話に応答しますか?

(提供・お誘い)

Will you have some more tea?

お茶のお代わりはいかがですか?

Will you join us for dinner?

一緒に夕食に行きますか?

will は直接的で強い言葉になります
will を使う相手は、家族や親しい友達ぐらいです

丁寧な表現(would

Would you close the door?

ドアを閉めてもらえますか

Would you try a little harder please?

もう少し頑張ってみませんか

How would you like to pay?

どのように支払いますか?

今更言う必要もなさそうですが、相手に聞く場合は、would でも現在のことです
普通は will ではなく would が使われます

推量・予測(現在・過去・未来・一般)

(現在)

They’ll be okay. They’re strong.

大丈夫でしょう、強いから

he’ll be around.

彼はそばにいるでしょう

He’ll know what to do!

彼は何をすべきかを知っているでしょう!

(過去)

You’ll have heard of this phrase before, I guess.

このことは前にお聞きになっているはずです

They will have left yesterday.

彼らは昨日出発しただろう

(未来)

It will be fine tomorrow.

明日は晴れるだろう

現在のことも過去のことも、していると思っているので will を使っています

弱い推量(would

It would soon be dark.

もうすぐ暗くなりそうだ

This pen would do, I guess.

このペンなら使えるだろう

If it’s in the afternoon, you would say “Good afternoon.”

午後であれば、”Good afternoon “と言うでしょう

推量では、時制に関係なく will と would の両方を使います

一般:ものの潜在的能力

(比較)

①This hall has a capacity of 100 people.

このホールは定員100人です

②This hall will hold of 100 people.

このホールは100人収容できるでしょう

③This hall can hold of 100 people.

このホールは100人収容できます

①事実を伝えるときは助動詞は使いません
②③入れそうとか、入れるよの気持ちがあれば助動詞を使います

このような使い方を、能力とか潜在的能力などで分類していることもあります
能力というより、話し手の気持ちを表現していると考えたほうがスッキリしそうです

反復行為

現在の習慣、癖

He will often watch TV all night.

彼はよく一晩中テレビを見ることがあります

He will keep asking silly questions.

彼はくだらない質問をし続けるでしょう。

Most of the time he says, yes, but he will often say no.

ほとんどの場合、彼は「イエス」と言うけど、「ノー」と言うこともよくある

Joe has given him the nickname “The Abominable No-man”.

ジョーは彼に「忌まわしきノーマン」というニックネームをつけた

(比較)would にして不満をいうこともあります

He would be unavailable when we want him.

彼は必要なときになると、いつもいないんだから

強い意志はときには「こだわり」にまでなります
こだわって行う個人に特有な行動を will や would で表現できます
現在のことであれば will を使い、現在の癖や習慣を表します
いつもしていることは現在形で表現できるので、willを使うのは迷惑に感じているときなどです
不満を伝えたければ、過去形のwould で穏やかに不満や非難の気持ちを伝えることができます

このあとの過去の習慣も would を使います
多くの場合、状況や文脈で不満か過去の習慣かは判断できます

過去の習慣(would

I would often play tennis with my friends when I was a kid.

子どもの頃は友達とよくテニスをした。

I would always make mistakes until I learned these examples.

これらの例を習うまで、よく間違えていた

これは過去を意識しています

物の習性など(今後も同じことが起きる)

Oil will float on water.

油は水に浮くものだ

Accidents will happen.

事故は起こるものだ

A drowning man will catch at a straw.

溺れる者は藁をもつかむ

will は話し手がそうだと思っていることに使います
そのため、Water freezes at 0 degree. (水は0度で凍る)のような明確なものには使いません
will なしだと断定に聞こえるので、will は話し手の気持ちが入っているのが伝わりますね

仮の話

仮定法(would)

仮の話なので would を使います
if条件文も仮の話なので過去形になります

I would go if I were you.

私だったら、行きます

If I were you, I would do it this way.

私だったら、こんな風にしますよ

I would memories these sentences if I were you!

私だったら、これらの文を覚えます

I would be very surprised if that were to happen.

もしそうなったら、とてもとても驚きです

次の文の意味を考えてみましょう

I would be doing so If I could.

できれば今そうしていた

これはどちらの意味でしょうか?
①できれば、実際にそうしていた
②できれば、たぶんそうしていたと思う

和訳の表現ではどうでしょうか?

「できれば今そうしていた」
日本語でも「している」事実なのか、「しているだろう」と想像しているか判断できません
英語も同じで、状況によって違う解釈ができます
どうしてもしたかったことなら①
してみたいなぐらいの気持ちなら②ですね

実際の会話では、話している状況でどちらか分かるのが普通です
雑談ならいいですが、きちんと伝えたいときは、このような曖昧さが入らない表現を心がけたいですね

想像の話(would)

実現しそうなことと無理なことで、どちらを使うか決まります

I hope my boss will let me go home early on Friday.

金曜日に上司が早く帰してくれるといいな

I wish my boss would let me go home early on Fridays.

金曜日に上司が早く帰してくれればいいのに

hope は実現できるかもと思うときに使います
そのため助動詞も will が合います
wish は実現しないだろうと思っているときに使います
実現しないだろうと思っているので would を使っています
Fridays だから毎週は難しいですよね

You will make a good interpreter.

いい通訳になるよ(実際の話)

You would make a good interpreter.

いい通訳になれるかもね(仮の話)

will だと実際の話をイメージしています
通訳の仕事が決まってこれから始めようとしている人にはピッタリです
would だと仮の話をイメージしています
なりたいと言っている人や、まだ勉強中の人にはこちらが合います

慣用句(would)

There are three books that I would like to recommend to you.

私がお薦めしたいのは、3冊の本です。

I would love to answer some of your questions

ぜひとも質問にお答えしたいと思います。

I would rather text than talk.

話すよりメールしたい。

慣用句ですが、仮定法のイメージもあります
それぞれ「もし薦めるなら」、「もし答えてほしいなら」、「もし伝えるなら」

will と would の使い方の違い

改めて will と would の使い方の違いを見てみます

自分に使う

自分の意志を伝えます

  • will   するつもり
  • would  するつもりだった

未来や意志で、実際の話

実際の話は、willは現在でwouldは過去になります
接続詞などで二つのことを続けて話すときは、両者の前後関係を意識して時制が決まります

前後関係がないときは、同じ時制です
前後関係があるとき、過去の前は過去完了にします

想像や実際ではない仮の話

仮の話をするときは別の要素が加わります

日本語で二つの言葉のイメージを考えてみましょう

  • するつもり    することが前提です
  • するつもりだった するつもりだったが、できなかったイメージもあります

英語も同じです

  • will  することが前提、してないことには使わない
  • would しないつもりで話すときはこちらを使う

架空のことを想像したり、仮の話をする時は would を使います
未来でも実際にはしないと思っていれば would になります
そのため、仮定法などの条件付きのときは仮の話なので would になります
条件付きでも実際にすることを想定すれば will です

比較してみます

①If you go, I‘ll go.

君が行くなら私も行く(行くつもり)

②If you went, I would go.

君が行けば私も行くのに
直訳:もし君が行ったら、私も行った

③If you had gone, I would have gone.
④Had you gone, I would have.

君が行っていれば、私も行っていた
(③は④のように省略できます)

①は実際の話で、行くことが前提なので過去形にはしません
②は現在の仮の話で、しない/していないことが前提なので過去形にします
③は過去の仮の話で、②の時制を過去にしたものです

  • will だと行くつもりが伝わります
  • would だけで、行かないことが伝わります

この使い方は特別ではなく普通に使っています
この使い方では would は過去時制を表現するものではなくなります
過去の話をするときは、過去完了形(would have done)にします

would が聴こえたり条件文が過去形だったりすると、仮の話だと心の準備をするのが良さそうです

相手に質問で使う

相手に聞く疑問文のときは、時制ではなく丁寧さが変わります

  • will  してもらうことが前提
  • would してもらえないことも想定

英語では、断る余地を残すのが丁寧な話し方です
依頼者の気持ちを考えると、断りやすい would が丁寧な言葉になります

Will you help me?

助けてくれる?

Would you help me?

助けてくれませんか?

こんな感じです

お願いするときは will は直接的すぎるので、親しい相手以外はあまり使いません
日本語でもそうだと思いますが、最初は丁寧に話し、相手に合わせて言葉を変えるのがいいでしょう

補足

よくある説明では、過去形にすると距離があるからとの理由で説明されています
そちらが理解しやすければそれで理解し、これは一つの説だと考えればいいですね

物に対して使う

  • will  そうでしょう
  • would そうなのでしょう

will, would は、自分に使うと自分の意志を表現できます
同じような発想で、物に対しては推量の意味で使います

この場合は時制ではなく確信度の違いで使い分けます

This is true. (正しい)を例に確認しましょう

根拠はないけど核心を持っているときは must になります
そこまでの核心はないけど、正しいと思っている(強い意志)のが will です
正しいと思っているけど、そうじゃないかもの気持ちが入る(弱い意志)と would になります

This is true.

正しい

This must be true.

正しいに違いない

This will be true.

正しいでしょう

This would be true.

正しいのでしょう

日本語では、語尾(違いない、でしょう、のでしょう)で気持ちを伝えます
英語では、助動詞でその気持ちを伝えています
推量の使い方です

補足

研究者によっては、確信度は must より will が高いという人もいます
will は「だろう」と訳されることがありますが、少しイメージが違う気がします

一般的なものに使う

自分に使うときは意志で、ものに使うと推量になるのが普通です

話している相手も含め他人に対して使うときは、両方の意味で使えます
どちらの意味かは、状況や文脈で判断する事になります

物を擬人化して話せば、意思を持って動いている感じになります


ここまで理解すれば、普通の会話では困らないと思います
もう少し詳細なことが知りたい人のために、細かな使い方をまとめました

will と would のニュアンスの違い

if条件文の時制について

普通は if の条件文に未来形は使いません
その理由は2つのことが言われています

  1. 条件文は仮の話なので、時制を一つずらす
    未来なら現在形
    現在なら過去形
    過去なら過去完了にする
  2. 条件が起きる順番を意識している
    条件が先に起きる
    未来より前なら現在形
    現在より前なら過去形
    過去より前なら過去完了にする

(例文)

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if 条件の、「気に入れば」が仮の話であり先に起きることですね

このように、未来形である will は if 条件文に使いませんが、例外もあります
will が意思を示すときには使えます

If you will help me, I’ll pay you.

もし私を助ける意志があれば、お金を支払います

If you help me tomorrow, I’ll pay you.

もし明日助けてくれたら、お金を支払います

使う機会は少なそうですが、知っていると戸惑わずに済みます

補足

If 文が条件文になるときは will は使いません
文法用語で言うと副詞節のときで、ここで使っている例文のようなものです
If 文が「するかどうか」のような意味で条件でないときは will も使えます
文法用語で言うと名詞節のときです
例えば、I don’t know if it will rain tomorrow. (明日雨が降るか分からない)のようなものです

will の疑問文、確認とお誘いの違い

Will you play tennis?

あなたはテニスをしますか?

I will.

します

Well, will you play tennis with me?

では、私とテニスをしますか?

日本語の会話らしくしてみます
 テニスするの?
 うん
 じゃあ、テニスしない?

日本語だと、「するの?」「しない?」と語尾を変化させます
「するの?」は確認で、「しない?」はお誘いですね
日本語では「私と」を省略しても通じますが、英語では正確に伝えるために with me を省略しません

日本語には、英語にはない五段活用のような変化があるため、動詞の活用で意味を伝える事ができます
日本語のような細やかな動詞の活用の代わりに、英語では必要なことを全て表現するようにしています

will の有無によるニュアンスの違い

いつもしていることは現在形ですが、will を使うこともあります

He often goes shopping on Sundays.

彼はよく日曜日に買い物に行きます(事実)

He will often go shopping on Sundays.

彼はよく日曜日に買い物に行くでしょう(予想)

Joe plays baseball on Sundays.

ジョーは毎週日曜日に野球をします(事実)

Joe will play baseball on Sundays.

ジョーは毎週日曜日に野球をするでしょう(予想)

日本語でも「行きます」は断定していて、「行くでしょう」は予想している感じがあります
英語でも同じですね
日曜日のたびに必ず見かけているか、他の曜日に比べて日曜日に見かける頻度が多いかなどの違いが考えられます

間接話法での例外

①I’m sure the party will be a big success.

パーティーはきっと大成功するでしょう

②She said she was sure that the party would be a big success.

彼女はそのパーティーが大成功したでしょうと言いました

③Lots of people have said they will come to the party.

多くの人がそのパーティーに来ると言っています

①未来の話は will です
②誰かが言ったことを伝える間接話法では、時制を一致させて would になります

③例外があり、そのパーティーがまだのときは、will が使われることがあります
「来ると言っている」となり、「言った」も過去形ではなく「言っている」のように現在完了形です
これは日本語でも同じで「みんな来ると言っているよ」と言いますね

普通、間接話法は過去形になります
でも、状況によって使う時制が変わります
この例のように、状況と一緒でなければ自然な会話になりません
どうすればいいのでしょうね?

より多くの日常会話を聞けば、言葉と状況を一緒に理解できます
こんな使い方があるとの知識だけでは、おそらくスムーズな会話はできません

will か would で仮の話かどうか分かる

仮の話の例です

①Will you marry me?

結婚しませんか?

②I’d make a good husband.

いい夫になるから(もし結婚してくれたら)

③You would.

でしょうね(結婚しないことを前提に話している)

①は定番のフレーズです
②は相手がOKと言っていないので仮の話にしています
③のwouldを聞いただけで、結婚しないつもりが伝わります

相手がOKしたときは will にしないと違和感があります

Will you marry me?

結婚しませんか?

(yes)

(はい)

I’ll make a good husband.

いい夫になる(現実の話として)

You will.

きっとね(結婚するのを前提に話している)

will は現実を想定して話しています

おわりに

文法的には would は will の過去形です
でも、実際には時制と関係ない使い方が多くあります

would は過去形というより、過去形としても使えると考えた方がよさそうです

何人かのネイティブの先生は、would を聞くと「しない」ことが思い浮かぶと言っていました

ある研究者によると、助動詞の中でwill と would が一番多く使われているそうです
(注:Google Ngram では can の使用頻度が増えて、現在は can が一番多く使われています)
知識だけではなく、実践で練習してうまく使えるようになりたいですね
頑張りましょう

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