欲しいを丁寧に言ってみましょう
日本語でも同じですが、言い方を変えれば言葉の印象が変わります
・欲しい I want
・貰える? can you give me
・ください will you give me
・これがいい I’d like
・貰えますか? could you give me
・くださいませ would you give me
・頂けないかな I wonder if
相手に合わせて使い分けて、失礼のない話し方をしたいですね
実際に英語で会話をしている状況をイメージしながら覚える事をお勧めします
そうすることが、きっと英語を自然に話すための近道になります
依頼の言葉(欲しい、ください)
欲しい(I want)
直接的な表現です
Give me this book.
この本をくれ。
I want this book.
この本が欲しい。
This book, please.
この本、お願い。
最初は分かりやすいので、直接的な表現になりがちです
子供っぽい印象になり、丁寧さに欠けます
ください(can, will)
助動詞を使うと普通の感じになります
Can you give me this book?
この本を貰えますか?
Will you give me this book?
この本をくれますか?
I’d like this book.
この本がいいですね。
助動詞を使うと普通の言い方になります
親しい関係の人や、友達にはちょうどよい丁寧さです
貰えますか?(could, would)
助動詞の過去形を使うと丁寧になります
Could you give me this book?
この本を頂けますか?
Could you give me this book, please?
この本を頂けますか、お願い。
Would you give me this book?
この本をくださいませ。
助動詞の過去形を使うと丁寧な言葉になります
あまり親しくない相手や初対面の相手、仕事関係では使いたい丁寧な表現です
日本語でも同じですが、丁寧すぎるとよそよそしい感じになるので注意が必要です
頂けないかな(I wonder if)
相手への依頼は、自分を主語にすると間接的で柔らかい言い方になります
I wonder if you could give me this book.
この本を頂けないかな。
相手にお願いする場合、自分を主語にすると間接的な表現にできます
相手がより断りやすくなり、まろやかで丁寧な表現になります
This book is funny. Can you give it to me?
相手と状況に合わせた言い方を考えてみましょう
・母親/友達/書店/図書館/先生/知らない人
依頼の助動詞について
can will could would
依頼するときは使う助動詞で丁寧さが変わります
・can you
できますか?
・will you
してくれますか?
・可能か確認
能力・物理的に可能か
・可能が前提で意思確認
そうしてくれる意思があるか
・could you
できるでしょうか?
・would you
するのが嫌じゃないですか?
・丁寧に可能か確認
・丁寧に意思を確認
もっと直訳に近づけると分かりやすいかもしれません
(日本語は敬語があるので対応する言葉が重複します)
※人によりイメージは違います
- can you
できる? できますか? - could you
できますか? できるでしょうか? - will you
お願い? お願いします? - would you
お願いします? お願いいたします?
can/could :できますか系 日本語と同じで気軽さがある
will/would :お願いします系 丁寧な感じ
can, will はできること、してもらえることが前提で聞いています
could, would はできないかも、してもらえないかもの気持ちが入るので丁寧なイメージになります
個々の単語には意味があり、過去形にすることにも意味があります
それらをイメージしながら、それぞれの言葉を使いたいものです
日本語で敬語を使い分けるように
敬語
敬語は日本の文化なので対応はしません
言葉の雰囲気を感じてください
命令形
do, be
can
will
could(過去形)
would(過去形)
may
雑 くれ
普通 貰う
丁寧 貰います
(です、ます)
尊敬 受け取る
(主語は相手)お受け取りになる
謙譲 頂く
頂きます
may は上下関係を感じさせるため、canを使う傾向もあります
丁寧だとよそよそしい感じが出てきます
相手と状況に合わせて使い分けましょう
日本語でも英語でも、このあたりは同じです
couldとwould
couldとwouldはどちらも丁寧な表現になりますが、couldは可能かどうかも聞いているイメージがあります
例えば目的地への道順。案内係の人に聞くならwould、通りすがりの人ならcouldが合いそうです
できることが分かっているものにcouldを使うと、こんな会話になるかもしれません
Would you please turn down the TV?
テレビのボリュームを下げてくださいますか?
Sure.
いいよ
Thank you.
Could you please turn down the TV?
テレビのボリュームを下げるのが可能でしょうか?
I could, but I won’t.
できるけど、しないよ
意地悪!!
くださいと言われたら
Sure.
Of course.
Certainly.
もちろん。
もちろん。
かしこまりました。
No problem.
Yes, please.
Here you are.
問題ないよ。
はい、どうぞ。
どうぞ。
Alright, I’ll give it to you.
I’ll give you anything you want.
I’m afraid I can’t.
わかりました、差し上げます。
何でもあげます。
あいにくですがダメです。
欲しい、くださいの会話例
I’d like this book.
Yes, here you are
これがいいですね。
はい、どうぞ。
Can you give me this book?
Sure.
これを貰えますか。
もちろん。
Could I
Could I use your iPhone?.
iPhone貸してもらえますか?
返事は?
Yes, sure.
Yes, you can.
No, you can’t.
I’m afraid you can’t.
もちろん。
使っていいよ。
駄目です。
残念ですが駄目です。
✖ Yes, you could.
あなたは使えるでしょう。
could で聞かれても could で返事すると、ちょっとえらそうな感じになります
Would you
Would you give me a hand?
手を貸してくださいますか?
返事は?
Of course.
Yes, I can.
Certainly.
Sorry, but I can’t.
I’m afraid I can’t.
もちろん。
できますよ。
かしこまりました。
悪いけどできません。
残念ですができません。
✖ Yes, I would.
私はするでしょう。
would で聞かれても would で返事すると、ちょっとえらそうな感じになります
お疲れさまでした
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