副詞は形容詞と似ています
次の違いで分類しています
- 形容詞:名詞を修飾する
- 副詞 :名詞以外を修飾する
文章を飾る言葉なので、うまく使えば魅力的な表現ができます
文法的な形式より、個々の副詞をより自然に使うことが大切です
- 語呂のいい場所
- 他の単語との相性のいい組合せ
- 微妙な感情表現のための多彩な種類
英語は言葉の順番に意味があるので、副詞の位置も大まかに決まってきます
概要を理解して、その後は個別に副詞の使い方を覚えることをお勧めします
このブログの内容と例文で参考にしたものはこちらです
できる限りネイティブが発信しているものをベースにしています
<文法書、辞書>
English Grammar in Use (GIU)
Cambridge English Dictionary(Cambridge)
ロングマン現代英英辞典
新英和中辞典:研究社(辞書)
<英語学習サイト&Video>
BBC Learning English (BBC)
EnglishClass101 (EC101)
English with Lucy
mmmEnglish
gymglish
engVid
YouGlish
<その他>
ネイティブのYoutuberなど
真・英文法大全(関正生 著)
一億人の英文法(大西泰斗 著)
実践ロイヤル英文法(綿貫陽 著)
日本人の英語(マーク・ピーターセン著)
記載内容の信頼性のために、情報源の名称や略称などを記述している所があります
(注)当ブログ内の記事で参考にしているものです。1つの記事で全てを見ているわけではありせん
はじめに:形容詞との比較
形容詞と副詞
どちらが好みですか?
(形容詞 vs 副詞)
It was a beautiful design.
美しいデザインでした
It was beautifully designed.
美しくデザインされていました
She speak perfect English.
彼女は完璧な英語を話す
She speak English perfectly.
彼女は英語を完璧に話す
最初は伝われば十分ですが、状況で使い分けができると表現が豊かになります
接尾語 -ly
英語の形容詞に接尾語(ly)を付けると副詞になるものがあります
また、名詞や動詞などに接尾語(ly)を付けると形容詞になるものがあります
形容詞
副詞
quick
素早い
quickly
素早く
serious
深刻な
seriously
真剣に
careful
注意深い
carefully
気をつけて
bud
悪い
budly
ひどく
名詞など
形容詞
friend
友人
friendly
親しい
elder
年上の
elderly
初老の
lone
孤独な
lonely
さみしい
love
大好き
lovely
素敵な
これは日本語の形容詞の活用形「しい/しく」に似ています
動詞など:形容詞
涼しむ :涼しい(風) 涼しく(過ごす)
楽しむ :楽しい(時間) 楽しく(遊ぶ)
大人 :大人らしい(人) 大人らしく(する)
「しい/しく」は形容詞の活用形なので英語の品詞と対応しているわけではありません
言葉の使い方が、日本語でも英語でも似ているという話です
(注:英語は活用形はありませんが比較変化があります)
形容詞と同じ形の副詞
一部の副詞は形容詞と同じ形のものがあります
(hard)
This is a hard question.
これは難しい質問です
He is working hard.
彼は一生懸命働いています
(late)
I snack late night all the time.
私はいつも夜遅くにおやつを食べます
I arrived late last night.
昨夜は遅れて到着しました
(weekly)
You develop weekly lesson plans.
毎週の授業計画を立てます
I’m talking to them weekly.
私は彼らと毎週話をしています
形容詞や副詞は文法的な構文の形ではなく、個々の単語の意味や使い方を覚えることが中心になります
英語も日本語も同じような単語の使い方があるので、品詞間の関連を知ることは単語を覚えるときの手助けになります
副詞の位置
副詞と副詞句は、文の前、中、または末尾に置くことができます
もちろん例外はありますが、基本的な使い方を知るのは重要なことです
文の中は修飾する動詞の前です
文中に使う代表的な副詞は not ですが、他の副詞も not と同じ位置になります
副詞の位置(文中に使う動詞を修飾するもの)
- be動詞の後
- 一つ目の助動詞の後、動詞の前
(助動詞がないときもあります)
英語は語順に意味があるので動詞の後は目的語です
そのため、一般的には動詞と目的語の間に副詞は入れません
(注)動詞以外を修飾するときは修飾する言葉の前が一般的なので、見た目が動詞と目的語の間に入ることはあります
副詞の種類によって相性がいい場所があります
文末が多い副詞
- 様態(動作の様子や状態)
- 場所
- 時間、期間
(様態)
She ate quickly.
彼女は急いで食べました
様態の副詞は、形容詞に -ly を付けて作られたものが多くあります
(場所)
Can you come over here?
こちらに来てもらえますか?
We’ll be at that table there.
私たちはあそこのテーブルにいます
(時間、期間)
I’m going away tomorrow.
明日は出かけます
I’m not staying long.
長くは滞在しません
(様態+場所+時間)
I got there early in the morning.
朝早く到着しました
He played loudly over there last night.
昨夜はあそこで大音量で演奏していた
一般的に、様態、場所、時間の副詞は文の最後になります
それらの順番は、文法書によって「様態→場所→時間」や「場所→様態→時間」があります
調べる研究者によって順番が変わる程度の差でしかないのでしょう
get there(そこに着く)、play loudly(大音量で演奏)のように動詞との関連が強い副詞が先に来るようです
(参考)cambridge dictionary では、様態、場所、時間 の順番が一般的だと書いています
(比較)
I saw her last night at the restaurant.
レストランで、昨日彼女に会いました
I saw her at the restaurant last night.
昨日、レストランで彼女に会いました
一般的に時間は最後ですが、その順番でないと不自然になることもなさそうです
話し手がより意識しているものを先にし、同じ程度なら時間を後にすればいいでしょう
(日本語と語順が違いますが、どちらも意識しているものが修飾する動詞の近くにあるようです)
その他の位置
(様態)
She quickly ate her dinner and ran out.
彼女は急いで夕食を食べ、出て行きました
(場所、時間)
Outside, there was a small pond.
外には小さな池がありました
Today, I’m going to clean the house.
今日は家を掃除します
様態(quickly)は動作を修飾しているので、動詞の直前になることもあります
場所や時間(Outside, Today)は動作の説明ではないので、動詞の前は少し不自然です
場所や時間は明確化や強調のために先頭にすることがあります
文中が多い副詞
- 頻度
- 程度
- 確実性
- 焦点
(頻度)
We often talk about AI.
私たちはよくAIについて話します
I usually get up late on weekends.
週末はたいてい遅く起きます
(程度)
That’s really amazing.
それは本当に素晴らしいことです
I totally understand it all.
全部を完全に理解しています
(確実性)
I’m not sure I totally understand it all.
全部を完全に理解しているかどうかはわかりません
It’s definitely one of my favorite pieces.
間違いなく私のお気に入りの作品の 1 つです
(焦点)
He simply walked out without saying a word.
彼は何も言わずにただ出て行きました
その他の位置
(頻度)
Those don’t go together very often.
それらはあまり一緒に起こりません
Sometimes you can’t show the real you.
時々、本当の自分を見せられないことがあります
(参考)Grammar is always changing.
文法は常に変化しています
always, never などの一部の副詞は先頭に使うことはありません
一方で、副詞によって先頭や文末に使うものもあります
(程度)
We go to Hawaii a lot.
私たちはよくハワイに行きます
lot と bit は通常は末尾です(cambridge)
(確実性)
Definitely I can’t do this without you.
絶対にあなたなしではできません
Over here, we have the largest painting, perhaps.
こちらには、おそらく一番大きな絵があります
先頭や文末で使えるものもあります
先頭が多い副詞
- 視点
- 評価
視点及び評価の副詞は、文全体を修飾します
(視点)
Frankly, I don’t know.
正直に言うと、わかりません
Personally, I like to work with people who dream big.
個人的には、大きな夢の人と一緒に働くのが好きです
(評価)
Fortunately, that is how I feel.
幸運なことに、私はそう感じています
Very luckily, I have incredible friends.
とても運がいいことに、素晴らしい友達がいます
その他の位置
(視点)
Are you seriously believing any of this?
あなたはこれを本気で信じているの?
A shelf of books, frankly, is made to outlast you.
正直に言って、本棚はあなたよりも長持ちするように作られています
(評価)
He was incredibly rich.
彼は信じられないほど裕福でした
They missed the bus, apparently.
どうやら彼らはバスに乗り遅れたようです
文中で使うこともあります
日常会話では文末に付け加えることもあります
接続副詞
接続副詞は接続詞と似ていて2つの文を結びつけます
接続副詞は1つの文にするのではなく意味で結びつけます
(比較)
It was raining, so I stayed at home.
雨が降っていた、それで家にいた
It was raining; therefore, I stayed at home.
雨が降っていた。それゆえ家にいた
文章では、正式にはカンマやセミコロンなどが必要になることもあります
日本語で話すとき品詞を考えて話す人はいません
接続詞と区別がつかなくても、会話では気にする必要はないでしょう
覚えるときは、前の文や状況を受けてつなぎの言葉を入れる感覚で使うのがよさそうです
一般的には2つ目の文の先頭ですが、文中に入れることもあります
I do this and then I can reuse it.
これをすれば再利用できます
They’re the same so I can just copy that one.
それらは同じなのでコピーするだけで済みます
The field has, however, been scrambling ever since.
しかしながら、それ以来この分野は争奪戦を繰り広げてきました
文中に入れるときはカンマで囲みます
語呂のいい位置がありますが基準はないので慣れるしかないようです
(比較)
Studying every day is essential. However, it’s not so easy.
学び続けることは重要です。しかしながら、それほど簡単じゃない
Studying every day is essential, but it’s not easy.
学び続けることは重要だけど、簡単じゃない
Studying every day is essential. However, finding the time can be challenging.
学び続けることは重要です。しかしながら、時間を見つけるのは難しいです
however は丁寧な表現なので日常会話では but が一般的です
however にしても therefore にしても丁寧な言葉です
そのため、堅苦しい話題や書き言葉で多く使われています
種類別の主な副詞
文末が多い副詞
様態 場所 時間
(様態の副詞)
badly
ひどく
loudly
大声で
quietly
静かに
quickly
素早く
expertly
巧みに
carefully
慎重に
beautifully
美しく
professionally
専門的に
fast
早く
hard
しっかり
well
良く
right
正しく
wrong
間違って
straight
まっすぐに
様態の副詞は、形容詞に -ly をつけたものが多くあります
また、形容詞と同じ形のものもあります
(場所の副詞)
here
ここに
there
そこに
far
遠く
away
離れて
home
家に
downtown
繁華街へ
abroad
海外へ
somewhere
どこかへ
inside
室内で
outside
外で
upstairs
上の階へ
downstairs
下の階へ
(時間の副詞)
just
ちょうど
soon
すぐに
early
早く
late
遅く
yet
まだ、もう
still
まだ
already
すでに
finally
ようやく
now
今
today
今日
tomorrow
明日
yesterday
昨日
lately
近頃
recently
この前
文中が多い副詞
頻度、程度、確実性、焦点
(頻度の副詞)
always
いつも
usually
普通は
normally
通常は
often
しばしは
sometimes
ときどき
seldom
めったにない
rarely
ほとんどない
never
決してない
dayly
毎日
weekly
毎週
monthly
毎月
annually
毎年
(程度の副詞)
absolutely
完全に
perfectly
完全に
entirely
完全に
completely
完全に
totally
完全に
highly
非常に
remarkably
驚くほど
extremely
極めて
almost
ほぼ
enough
十分
awfully
ひどく
terribly
ひどく
too
すぎる
very
とても
so
とっても
really
本当に
lots
たくさん
a lot
たくさん
quite
かなり
pretty
かなり
fairly
かなり
rather
むしろ
a little
少し
a (little) bit
少し
hardly
ほとんどない
scarcely
ほとんどない
和訳は同じでもそれぞれニュアンスが違うので、使う状況や内容も理解しておきたいところです
(確実性の副詞)
clearly
明らかに
definitely
絶対に
certenly
確実に
surely
確かに
probably
きっと
maybe
たぶん
perhaps
おそらく
possibly
もしかすると
(焦点の副詞)
just
ちょうど
only
ただ
simply
単に
mainly
主に
largely
大部分は
generally
一般的に
especially
特に
particularly
特に
先頭が多い副詞
視点、評価、接続副詞
(視点の副詞)
actually
実は
frankly
率直に言って
seriously
真剣に
personally
個人的に
in a sence
ある意味で
according to
によると
(評価の副詞)
luckily
運良く
happily
幸いにも
fortunately
幸運にも
unfortunately
不運にも
sadly
悲しいことに
strangely
奇妙なことに
incredibly
信じられないことに
interestingly
興味深いことに
(接続副詞)
so
なので
also
また
then
それから
still
にも関わらず
indeed
実際は
instead
その代わりに
however
しかしながら
therefore
それゆえ
for example
例えば
in other words
つまり
副詞の使い方
位置で意味が変る
(例)
I clearly recall telling him that he had won.
彼が勝ったと言ったことをはっきり覚えています
I recall telling him clearly that he had won.
彼が勝ったとはっきり言ったことを覚えています
Naturally, all you need to do is act.
当然、必要なのは行動するだけです
All you need to do is act naturally.
自然に行動すればいいだけです
副詞は名詞以外を何でも修飾できます
日本語でも同じですが、位置が変われば修飾するものが変わり意味が変わることもあります
短い応答として使う
(例)
Is this correct?
これは正しいかな?
Absolutely.
もちろん
Hard work pays off in the long run.
長い目で見れば、努力は報われるよね
Exactly.
その通りだね
Do you think he’ll arrive on time?
彼は時間通りに来るかな?
Probably.
たぶんね
会話では返事が副詞だけになることもあります
個別の副詞の使い方
how vs what
- how vs what
- so vs such
- too vs quite
(how vs what)
How beautiful!
なんて美しいの!
How beautiful it is!
なんて美しいのでしょう!
What a beautiful day it is!
なんて美しい日でしょう!
日本語はどちらも同じ「なんて」で修飾します
英語では how は「形容詞(美しい)」を、 what は「形容詞+名詞(美しい日)」を使い分けます
大人の日常会話では How beautiful it is! の it is は省略して How beautiful! が一般的だと言う人もいます
Youglishでは it is(SV)を続ける人もそれなりにいました
(so vs such)
It’s so wonderful.
とても素晴らしい
It’s such a wonderful thing.
とても素晴らしいことです
The story was so lovely.
物語はとても素敵でした
It was such a lovely story.
とても素敵な物語でした
(too vs quite)
It’s the perfect size. It’s not too small, it’s not too big.
ちょうどいい大きさだった。小さすぎず、大きすぎず
It is quite a big city.
これはかなり大きな都市だ
so, too は how と同じように状態に使います
such, quite は what と同じように 状態+名詞 に使います
too vs enough
(too vs enough)
You work too hard.
君は働き過ぎだよ
You don’t work hard enough.
君は十分には働いていないよ
too は前から修飾、enough は後ろから修飾します
(too 形容詞 to do)
It is too far to walk.
歩くには遠すぎます
It’s not too hard to work out.
鍛えるのはそれほど難しくない
(形容詞 enough to do)
You’re lucky enough to be getting lucky.
あなたは幸運に恵まれているほど幸運です
They’re not old enough to understand that.
彼らはそれを理解できる年齢ではありません
後ろにto do(するには)が続くこともあります
この時の語順も、too+形容詞、形容詞+enough です
(比較)
I think you’re never too old for that.
年齢は関係ないと思います
You’re old enough for this.
君たちはもう十分成長しているよ
後ろに for 名詞(それのためには)が続くときも同じです
(参考)名詞を修飾する形容詞として使う
- too :多すぎる量、many/much が必要
- enough:十分な量、形容詞として使える
(比較)
There’s too many options.
選択肢が多すぎるのです
There’s enough options.
十分な選択肢があります
一般に名詞を修飾するときは、enough も名詞の前に使います
多すぎるの too には、可算名詞は many、非可算名詞は much が必要です
最近:nowadays, these days, recently, lately
- nowadays:今では(過去と比べて)
- these days:この頃(過去と比べて)
- recently :この前
- lately :近頃
nowadays:今では(過去と比べて)
Mindfulness is a very hot topic nowadays.
マインドフルネスは、今ではとてもホットな話題です
Nowadays it is one of the most popular attractions in Japan.
今では、日本で最も人気のあるアトラクションの1つです
these days:この頃(過去と比べて)
Being a kid these days is no walk in the park.
この頃の子供は楽なものではありません
And believe it or not, water is precious these days.
信じられないかもしれませんが、この頃は水が貴重です
A lot of the times these days I’m working with amazing people.
この頃は素晴らしい人たちと仕事をすることが多いです
nowadays, these days は過去に対する今のイメージ
・nowadays :現在形が一般的
・these days :現在形、現在進行形でよく使う
recently:この前
I’ve been watching a new TV series recently.
この前から、新しいテレビシリーズを見ています
Most recently, I visited the icy coast of Greenland.
ついこの前、私はグリーンランドの氷の海岸を訪れました
lately:近頃
Where have you been lately?
近頃はどこにいるのですか?
Lately, convenience has turned into necessity.
近頃は利便性が必需品に変わっています
recently は少し前のイメージ
・recently:most, very, just 等を伴うこともある。過去形が多く、完了形もある
lately は今を含む最近の期間のイメージ
・lately :期間のイメージがあるので完了形が一般的
(参考)late
We got the train home late.
私たちは電車で遅く帰りました
I got the late train home.
私は遅い電車で帰りました
lately は late+ly の副詞ですが、late は形容詞だけでなく副詞にもなります
・late:「遅い」の意味で名詞、動詞の両方を修飾します
still, yet, already
- still
前の状況が「まだ」続いている
または、期待した状況に「まだ」なっていない - yet
期待した状況に「まだ」なっていないと否定する
または、期待した状況に「もう」なっているか尋ねる - already
期待する状況に「既に」なっている
または、違う状況に「既に」なっている
それぞれの状況変化に対する気持ちを比較してみましょう
(比較)
Can we control it yet, or is it out of control already?
まだ制御してるのかな、それとも既に制御不能なの?
We still try to control it.
まだ制御しようとしている
(still)
I still love it.
今でも大好きです
It was true then and it’s still true today.
それは当時も真実だったし、今日でも真実です
still は、文中で動詞と一緒に使うのが普通です(GIU)
(yet)
Is it time for lunch yet?
お昼まだ?
We haven’t discovered the solution to yet.
まだ解決策は見つかっていません
yet は文の最後に使うのが普通です
主に否定文と疑問文で使います
また、現在完了形でもよく使います(GIU)
(yet:接続副詞)
This looks so simple, and yet it can be very confusing.
これはとても単純に見えますが、非常に混乱を招く可能性があります
yet はこの例のように接続副詞としても使えます
(still, yet)
I am happy that I’m still young yet.
まだ若いままだから幸せだよ
「まだ」という同じ意味を重ねて使う例もありました
yet は単に「まだ」だけでなく、期待した状況と違うという気持ちが含まれています
(比較)
I send him an invitation last week. He hasn’t replied yet.
先週彼に招待状を送ったので、まだ返事がない
I send him an invitation weeks ago and he still hasn’t replied.
数週間前に招待状を送ったのに、まだ返事がない
yet と still not は同じ意味になることもありますが、still not が強い気持を表すこともあります(GIU)
(already)
Is it morning already?
もう朝なの?
I already regret using this example.
この例を使ったことを既に後悔している
already は文中または文末に使うのが普通です
いくつかの文法書では、ここに書いているような個別の副詞の説明が多くみられます
前置詞や接続詞に比べて副詞は桁違いに多くあります
そのため、まとめる観点や解説する副詞の選び方にそれぞれの個性がでているようです
even
even は普通じゃないとか驚くようなこと、予想外のものに使います
(強調するものの前)
I wasn’t even at home.
私は家にさえいませんでした
That’s not even close.
それは全然近いとさえ言えません
Even I could figure this out.
私でもこれは理解できました
Even the best of the best will make a mistake.
最高の人でも間違いを犯すものです
一般的には強調したいものの前に使います
名詞だけでなく、前置詞や形容詞にも使います
(文中)
I didn’t even know about it.
私はそれさえ知りませんでした
What is even the point of that?
それは一体何の意味があるのでしょうか?
You don’t even need to leave your house.
家から出る必要すらありません
even が節や文全体を指す場合、文中(notの位置)が一般的です(cambridge)
even がない文を強調するイメージです
動詞に目的語があるときは、目的語を強調するイメージもあります
(2つの文をつなぐ)
Even though she can’t drive, she has a car.
彼女は運転できないのに、車を持っている
Confidence helps us keep going even when we failed.
自信があれば、失敗したときでも前進し続けることができます
Even if you could master that rule completely, there are exceptions.
たとえそのルールを完全にマスターできたとしても、例外はあります
even は接続詞ではないで、2つの文をつなぐには接続詞が必要です
予想外のことや驚くべきことなどの状況が続きます
(比較級の強調)
We’re making them even more productive.
それらの生産性をさらに高めています
You can use everything and make it even better.
すべてを活用して、さらにいいものにすることができます
even は比較級や比較副詞と組み合わせて、より強調するためにも使います
(参考)even は形容詞、動詞としても使えます
(形容詞)
The score is even.
得点は同点だ
This table is not even.
このテーブルは水平ではない
2 is an even number and 3 is an odd number.
2は偶数で、3は奇数です
(動詞)
They won the next night to even up the score.
彼らは次の夜に勝利し、同じスコアになった
形容詞や動詞では、同じ、水平、釣り合っているなどのイメージになります
おわりに
5文型は、S,V 及び O,C で構成されます
副詞は、このS,V にも O,C にもなりません
それ以外の M(修飾語)にだけ使えます
いくつかの文法書を見ると副詞の記述はそれぞれ違います
副詞は、比較を除くと文法的に重要な形ががほとんど無いということです
それでも副詞は文章を飾るために重要な要素です
個々の副詞にそれぞれ使い方の特徴があります
最初は言いたいことが伝われば大丈夫です
慣れてきて感情豊かに気持ちを伝えるためには、多くの副詞を自然に使えることが重要です
このブログの内容が少しでも皆さんの理解と知識の助けになることを期待します